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臨済宗大本山 円覚寺

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2020.06.25
今日の言葉

対談本二冊

同じ時期に、対談本が二冊出版されることになりました。それぞれ別の出版社で、進めていたのですが、期せずして、出版が同時になってしまいました。

五木寛之先生との対談本が『命ある限り歩み続ける』、

塩沼亮潤大阿闍梨との対談本が『今ここをどう生きるか 仏教と出会う』です。

五木先生との対談本は、実に二年かけて作ったことになります。

そもそも一昨年の夏に、致知出版社から五木先生との対談の企画が持ち上がり、月刊誌の為に対談しました。

夏に企画があがって、第一回の対談は、秋に実現しました。なにせ、お忙しい先生なのであります。日程調整に苦労したことを覚えています。

とても高名な先生なので、私としましては、緊張して対談に臨んだのでした。

対談のはじめに私のことを何と、呼んだらいいのかと聞かれましたので、

「寺では「管長」とか「老師」とか呼ばれていますが、お坊さんというのは、一休さん、良寛さんのように「さん付け」で呼ばれるのが一番いいと思っています」

と申し上げましたら、そのことが喜ばれたようで、話しやすくなったように思いました。

ただし、そのときに、五木先生からも、

「では、私のことも五木さんと呼んでください」

と言われて、これには困りました。

三十二歳も年長の大先生を、さん付けは恐れ多いと申し上げると、お互いにそうしようと頑として譲らずで、これには閉口しました。

その第一回の対談で、どういうわけか、五木先生が私のことをお気に入ってくださったようで、私との対談の本を出したいと仰せになってくださり、第二回の対談を行ったのでした。

二回の対談で、十分一冊の本になるものが出来て、原稿もできあがって、これからお互いに校正に入るところで、これまた五木先生の方から、二回では足りないので、もう一回対談しようとお言葉をいただいて、それからまた日程調整して、三回の対談をさせていただいたのでした。

あんな高名な先生と三回も対談させていただいて、本にまでしていただくとは、思いもかけない僥倖なのであります。

二年かけて、ようやく形になった一冊です。私もしみじみと感慨深いものであります。

五木先生との対談で、こちらが困ったのは、五木先生は朝寝て、夕方にお目覚めになる方なので、対談といっても夜しかできないと言われたことでありました。

こちらは、夜は坐禅して眠る暮らしをしていますので、対談の日は五木先生になるだけ早く起きてもらって、午後三時頃に起きてもらい、五時からの対談としたのでした。

私は午前三時起き、五木先生は午後三時起きなのです。

塩沼亮潤大阿闍梨との対談本のご縁は、昨年の夏期講座がご縁で、そのいきさつは小欄でも既に記した通りです。こちらは、対談本を出そうと話し合ってからちょうど一年であります。

お読みになるのも大変かもしれませんが、一冊の本にまとめるには、どの本も苦労があります。

それぞれに感慨深い一冊であります。

 

横田南嶺

対談本二冊

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