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臨済宗大本山 円覚寺

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2021.01.16
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洪川老師のご命日

一月十六日は、今北洪川老師のご命日であります。

洪川老師は、文化十三年一八一六年、大阪の福島にお生まれです。

幼くして、お父さまの薫陶を受けて学問を積まれ、十九歳の頃には、中之島で、塾を開いて、諸藩の子弟たちに儒学を教えていました。

しかしながら、学問だけでは飽き足らず、禅の道を求めて出家されました。

発憤して、禅門に入られたのでした。

この「発憤」ということについて、洪川老師の『禅海一瀾』を講義されている釈宗演老師は、次のように解説されています。

「『論語』〔述而〕に「憤せずんば啓せず、俳せずんば発せず」。

人間は何でも奮発しなければいかぬ。

奮発ということは憤ることを言う。

憤ると云うても人に向って怒ることで無く、己れに向って怒る、それだけの違いだ。

ルーテルの伝を見ると、我れ怒る時は能く説法すとある。

怒った時は平生よりも一段と精神意気の壮なる說法が出来る。

人間は怒らなければ本気にならぬ。

怒るというのは自ら怒るので、自ら怒る人ならば人に対しては怒らない。」

今の自分に対して、こんなことではいかぬと憤るのです。

宗演老師は、「ルーテル」のことも引用されているのも興味深いものです。

そうして、京都の相国寺の大拙老師について修行を始めて、更に岡山曹源寺の儀山老師について修行されたのでした。

宗演老師は、洪川老師のことを

「先師の人と為りを一言にして云うと、誠に誠心、熱烈、豪毅、英邁なる御方でありました」

と述べられています。

そんな人柄に、若きの鈴木大拙先生も心ひかれたのでしょう。

洪川老師のおかげで、鎌倉を中心に関東において禅が大いに弘まったのでした。

洪川老師のお徳をしのんで、法要を勤めました。

 
横田南嶺

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