今日の言葉
サライ
本日発売の『サライ』の特集が、「受難の時代を超える智慧 僧侶に尋ねよ」です。
その中で、現役の僧九人が登場しています。
その一人に私も入っています。
今月は、PHPにも載って、さらに『サライ』にも載るという珍しい現象であります。
先行き不安の時代になると、私などのような者が求められるのでしょうか。
本当は、忘れ去られているくらいの方が、安らかな世の中だと思います。
九名の僧のトップを飾っているのは、我が臨済宗が誇る山川宗玄老師です。
現代を代表する本格派の禅僧であります。
私の所に取材に見えた折には、私に管長という肩書きがあるためか、山川老師の方が後になっていましたので、
私は自分の如きは本流ではないので、本格派の山川老師にこそ、はじめに出ていただきたいと申し上げたのでした。
私が言ったからそうなったとは思いませんが、有り難いことです。
山川老師は、「語弊があるかもしれませんが」と断りながらも、
「コロナは恐れるに足らないと思います」との一言。
さすがであります。
老師がそう仰ると、そう思えるのであります。
それに対して私はどう説いたかというと、『サライ』をおもとめくださいませ。
横田南嶺