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臨済宗大本山 円覚寺

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2020.07.02
今日の言葉

発心

『華厳経』には、後の世に知られるさまざまな言葉があります。

例えば、善財童子がこの上ない悟りを求めようという心を起こして、よき師友を求めて菩薩の道を行じたいと願っていることを、文殊菩薩が知って、

「その発心が第一の蔵であり、一切の智慧がそこにある」と告げて、

「功徳の蔵をもつ少年は普賢の行をきわめるであろう」と

祝福されています。

この道に入ろうと思う心こそが、すべての教えが入っている蔵なのです。

「初発心時便成正覚」とは、『華厳経』に説かれている有名な言葉のひとつであります。

初心ほど尊いものはありません。

善財童子が四番目に訪れた善知識に、医師の弥伽という方がいます。

善財童子が、この上ない悟りを求める心を起こしたと聞いて、医師弥伽は童子を深く礼拝し、敬いを捧げるという場面があります。

そして、この上ない悟りを求める心を起こしたということが自体が、一切諸仏の系譜を保持することになるのだと説かれています。

真実なる道を求めて歩む者は、その道を歩もうという心の清らかな光で、菩薩の道を明るく照らしてゆくと書かれています。

道を求めようという心が、道へと導いてくれるのであります。

坂村真民先生に「初々しさ」という詩がございます。

坂村真民記念館で、真民先生が九十二歳でこの詩を書かれた書を拝見して、その迫力、そして初々しさに感動したことを覚えています。

初々しさ

初咲の花の初々しさ 

この一番大切なものを失ってしまった 

わが心の悲しさ 

年々歳々花咲き 

年々歳々嘆きを重ね 

今年も初咲きの花に見入る

という詩であります。

初めて咲く花に諸仏の教えがすべてこもっています。

よし、坐禅しようと思う心に、すべての教えがこもっています。

よしやろうと思ったところにすでにすべてが具わっているのです。

 
横田南嶺

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