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臨済宗大本山 円覚寺

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2020.07.01
今日の言葉

華厳経

僧堂の雲水達と、華厳経の入法界品を読んでいます。現代語訳を輪読しながら学んでいます。

入法界品は、善財童子が、五十三人の善知識を訪ねて旅をする物語であります。

二番目に、海雲比丘という方を訪ねます。

海雲比丘は、善財童子に

「良家の子よ。私は海門の地で満十二年、大海を見つめた。

大海は無量無辺である。深さは量り知れない。

この大海の底に私は思念を向けた。

海底は思念がとどくにつれてさらに深くなり、無量の宝玉で飾られているのが見えた。

この大海には、あらゆる河川の水が集まり、無量の海水をたたえている。

この大海の水はいろいろな色彩をもち、巨大な生き物もいる。

大きな雲に覆われて雨が降り、海中に水が充満しても、大海の水量は増減しない。そのことを私は見た。

私は思った。この大海より広く、深く、美しい海が他にあろうか、と」

と説き始めます。

これだけ読んでも、実に広大な世界が広がってきます。

この海のように広いのが仏の世界であります。

我々はその海の中に生かされています。

そして、その海底から蓮の茎が伸びて、海上に大きな蓮華が咲いたのです。

その茎は宝石でできていて、蓮の葉は黄金でできていて、花はすばらしい香りを放ち、宝玉で出来ていました。

その蓮華の上に如来がお坐りになっているのでした。

如来の身体は、天上界にまで達して、天空の神々に囲まれ、虚空は清らかな美しさに満たされたと説かれています。

万物は、清浄の源から幻のごとく、夢のごとく生じて十方の法界に遍満してい、世界はどこまでも光に満たされているというのです。

こんなすばらしい世界の中に私たちは生まれているのですから、はじめからもう仏さまの光に包まれているのです。

こういう華厳の教えが、すべてのものは皆仏であるという禅の教えにつながってゆきます。

そして入法界品では、お坊さんばかりでなく、いろんな職業の人たちにも道を尋ねて旅をしてゆくのです。

どんな人にも接しても、謙虚に学ぶという姿勢を身に着けておきたいのです。

僧堂の雲水達と、ともに旅をするつもりで読み進めてゆきます。

 

横田南嶺

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