一口法話
【一口法話】 第十一回 「雨が降っても」
梅雨ですね。
鎌倉でも雨が降る日が多くなってきました。
雨の日は憂鬱な気持ちになるときがあるかと思いますが、少し立ち止まって雨音に耳を澄ますと穏やかな気持ちになります。
今回の一口法話はそんな雨の日の撮影となりました。
お釈迦様と修行僧たちの道中に雨が降ってきました。
お釈迦様は修行僧たちに言われました。
鎌倉でも雨が降る日が多くなってきました。
雨の日は憂鬱な気持ちになるときがあるかと思いますが、少し立ち止まって雨音に耳を澄ますと穏やかな気持ちになります。
今回の一口法話はそんな雨の日の撮影となりました。
お釈迦様と修行僧たちの道中に雨が降ってきました。
お釈迦様は修行僧たちに言われました。
そあらに
葺かれたる家に、
雨ふれば
漏れやぶるべし
かくのごとく
心ととのえざれば
貪欲これを破らん
こころこめ
葺かれたる家に
雨はふるとも
漏れやぶることなし
かくのごとく
よくととのえし心は
貪欲も破るすべなし
屋根に穴が開いていれば雨宿りはできません。
それは私たち人間の心も同じかもしれません。
心をよく調えていなければ、欲望や煩悩に打ち負かされてしまいます。
心をよく調えていれば、安らかに生きることができるとお釈迦様が仰っております。
ですが、人生にはいろんなことがあります。
特に仏教では人生は苦である、思うようにいかないことだらけということが前提とした見方があります。
では、そういう中をどう生きていったらいいのか。
お手すきの際にご覧くださいませ。