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臨済宗大本山 円覚寺

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2020.03.26
今日の出来事

悲しみと哀しみ

花園大学の橋本和明先生から、臨床心理学の冊子をお送りいただいて、先生の玉稿を拝読しました。

その中に、「悲しみ」と「哀しみ」について、深い洞察がなされていて感銘を受けました。

 

漢字「悲」の語源について、「非」には羽が左右反対に開いたあり様が表され、両方に割れるという意味だそうです。

それが、「非」+「心」となって、心が裂けるということ、胸が裂けるような切ない感じが「悲しみ」の本義だというのです。

 

それから、「哀」の語源については、「哀」の字は、「口」と「衣」で成り立っていて、「口」を「衣」で上と下から挟んでいるのです。

そこから「衣」には包んで隠すという意味があり、「口」+「衣」で思いを胸中に抑え、口を隠して悲嘆に暮れる様子を表すのだそうです。

 

橋本先生は、

「傷ついた人を目の前にすると、本人も傷を語れないし、

こちらもその人の心情を容易には言葉にできない。

そのため、われわれは口を衣服で覆いながら嘆くのである。」

と書かれていました。

 

禅語の

「君看よ、双眼の色、語らざるは愁い無きに似たり」

を思い起こします。

 

誰しも、人には言えない、言葉には表せない悲哀を胸に隠して生きているのです。

こんな文字について学ぶだけで、誰しもみなそんな悲哀を抱いているのだなと分かります。

その事が分かれば、お互いに思いやることが出来るはずなのです。

画像は、坂村真民記念館で購入してきた絵はがきです。

横田南嶺

悲しみと哀しみ

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