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臨済宗大本山 円覚寺

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2020.03.17
今日の言葉

仏さまの煩悩

僧堂で、石田梅岩の思想について雲水たちと共に学んでいました。

雲水たちにとっては、石田梅岩といっても、

教科書で名前を知っているくらいで、その思想については、ほとんど学んでいないようです。

石田梅岩は日本の思想家の中でも、実にすぐれた人物であります。

昨日学んでいた言葉のなかに、

「先生曰く、吾が身には忠孝なけれども、常に人の不忠不孝をなほしたく、一人なりとも、教え導きたしと思ふ事病ひとなれり」

とありました。

自分自身を鑑みると、とても忠孝があるとは言えないのだけれども、

人の不忠不孝を直してあげたいと思う、そのことが病となっているという意味です。

『維摩経』にある「衆生病むが故に我もまた病む」の言葉を思い起こします。

無病で生きるのではなく、人の為になんとかしてあげたいという病を抱いて生きるのです。

鈴木大拙先生にも、次のような言葉がございます。

「仏教のほうでいえば仏さまに煩悩があるかないかということをいいますね。

それは大いにあるということ、

仏さまの煩悩というのは一大煩悩で、

みんなを救いたいというんだから。」

仏さまというと、何の煩悩も無くなったように思われますが、そうではないというのです。

大いなる煩悩を抱いています。

それは、「衆生無辺誓願度」という、人々を救ってあげたいという煩悩だというのです。

人の為になんとかしてあげたいと思う心、これを失ってはなりません。お互いに。

横田南嶺

仏さまの煩悩

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