十二月一日は、僧堂の臘八大摂心の初日となります。

朝の祝聖出頭を終えて、提唱の支度をしようと思って、ふと朝刊に目をやると、

毎日新聞の日曜版に、花園大学の記事が大きく載っていました。

 

はじめは、私が総長を務める大学が、こんな一面に取り上げられる訳がないと思っていましたので、

同じ名前の大学があるのだなと思っていると、住所が京都市中京区とありましたので、わが花園大学だと分かりました。

新体操部は、もともと有名なのですが、こうして若い監督が取り上げられるのはうれしいことです。

思えば二年前の十二月一日に花園大学総長に就任したのでした。

妙心寺派の宗務総長でもある花園学園の理事長さんから任命書をいただいたのでした。

一期二年ですので、無事に一期を務めたことになります。

これでお役御免かと思いきや、先だっての理事会で、二期目を務めることに決まってしまいました。

思えば二年間毎月のように大学に通いながら、

いつも総長室で、学長さんや学園長さんなど事務方から様々な報告を受けるのですが、

だいたい良い報告は少なかったように思います。

二期目の初日にうれしいことがあったので、幸先の良いことだと、一人で喜んでいます。