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臨済宗大本山 円覚寺

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2018.04.23

「五欲を離れ、五蓋を除く」


坐禅をするには古来「五欲を離れ、五蓋を除く」と説かれます。

五欲は、眼耳鼻舌身が外の世界に触れて愛着を起こすことです。

目で見たもの、耳で聞いたもの、鼻で臭いを嗅いだもの、舌で味わうもの、

身で触れるものにそれぞれ心地好いと思い愛着を起こすことです。

この五欲を離れるには、五欲は結局人を害し、苦しみをもたらすものでしかないと

はっきり見極めることです。

五蓋とは何かをいえば、心は本来清浄な仏心なのですが、五つの蓋が覆いかぶさっているのです。

まず第一は貪欲です。無性に欲しがるのです。この貪欲が蓋になってしまっています。

次には怒りです。気に入らないことに腹を立てます。これが本来の心の妨げとなります。

第三には、昏沈睡眠(こんちんすいめん)といって、心が重く暗くなって沈んでしまうことです。

だるくてやる気が無くなり、とろーんとして眠くなったりします。

第四には掉挙(じょうこ)といって、心が高ぶって落ち着かなくなることです。

そして第五には疑いです。自分が信じられなくなります。

心が沈んでいるときには、坐禅をして姿勢を正し呼吸を調えて、意識を鼻端に置くようにして心がけます。

心がざわついて落ち着かない時には、同じように姿勢を調えて、呼吸を静かにして、

意識を下の方の丹田にもってゆきます。疑いが起きて、自分が信じられないなら、

今日までどうしてやってきたか考えてみるといいでしょう。自分にやれるかどうか、

疑いが起こったら、自分を生んで育ててくれた親のこと、

親の思いや願いがこもって生きてこられたこと、

ここに修行に来るにもまわりの人達が理解し支えてくれたからこそ、

来られたこと、たくさんのご縁が実ってここに来ているんだと思えば、

疑いが晴れて自信が湧いてきます。

{平成30年4月23日 横田南嶺老師 「武渓集提唱」}

「五欲を離れ、五蓋を除く」

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