僧堂 講了
今日、円覚寺専門修行道場(僧堂)では、講了でした。
講了とは、雪安居(10~1月の修行期間)の提唱(禅の語録の講義)の最終回を言います。
安居中は、毎月、大攝心(1週間に及ぶ集中坐禅修行期間)があり、
大攝心中は、毎日、横田南嶺老師による提唱があります。
今日は、その最終回でした。
杖を持ち、偈頌(宗旨をうたった漢詩)を唱える老師。
偈頌を唱える老師の吐く息が白く見えるほどの寒さでした。
横田南嶺老師が作詩・揮毫された雪安居の偈頌。
偈頌にもある通り、特に、この大攝心中は、マイナス気温の中での坐禅となり、
厳しい寒さの中での修行となりました。
提唱台上の老師と雲水。
マイナス気温の中、もちろん、暖房器具など一切ない中で、1週間、
ひたすら、坐禅に精進してきた雲水。
自ずと風貌が引き締まっています。
魚鱗(木魚)をたたく雲水。