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臨済宗大本山 円覚寺

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2015.12.23

管長 鍵山秀三郎先生と対談

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 昨日、横田南嶺管長は、円覚寺大書院にて、PHP社の対談記事の収録の為、

鍵山秀三郎先生と対談をされました。鍵山先生が人生で一番影響を受けた師である

佐光義民先生のお話や親交の深かった坂村真民先生や相田みつをさんとの

お話など横田管長が聞き役になって収録が進みました。

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 今回の対談は、出版社の方から「今宗教者で一番の人は誰か?」と聞かれた

鍵山先生が、横田管長を推薦したことで実現しました。

鍵山先生は、横田管長のことを、今まで様々に人に会ってきたが、

この人は、「清澄」であると直感的に感じた仰せになっていました。

<一日一語 73>

 方便という言葉は、もともとウパーヤといい、近づくという意味です。

仏様の世界に近づく。近づくというと距離、隔たりがあるように思われ

がちですが、端的に言えば、気づかさせてあげる為の教えということです。

最初に私たちは、仏様を拝みますが、(最終的には、)仏様と私たちと

一つであると気づかさせてあげることが仏道であります。

 私たちのこの心が仏心そのものであると気づかさせてあげようとして

様々な経典や語録や言葉があるのです。仏は人を救うといいますが

「救おうという気持ちがあればもうすでに違う」という言葉があります。

なかなか最初からそのようにわかることは難しいものです。

 そのことに気づかさせるために、何か困っている人があればできるだけ

手を差し伸べてあげようと教えます。

 最初、一生懸命何か人にして差し上げると向こうの人の喜んでくれる。

向こうが喜んでくれるのを見るとこっちも嬉しい気持ちになる。

 そんなところから、向こうとこちらと心が何か通じ合うことを感じる。

さらに私があの人に何かしてあげている気持ちでいたのが、よく考えて

みると、私の方があの人から何か素晴らしいものをいただいている気持ちに

なる。与えているつもりが、いただいているつもりになり、与えていることも

いただいていることも(いつの間にか)同じ一つの気持ちになってくる。

 こうしていると、我と相手との一体感を感じるようになり、それを

手がかりに一心の世界に近づいていかせる、これが方便の本来に意味です。

 一生懸命、仏様に手を合わせて、まるで向こうに仏様があると思って

いるけれど、段々とこちらにあるように思えてくる。いや、こちら自身が

仏様だと。さらには、あちらもこちらもない、一つながりだと思えてくる。

そして、もう仏という言葉すらいらないと思うようになるのです。

 仏心、一心の世界、一枚に世界に近づかせるために、様々な教えや経典が

あるのです。

{平成27年11月29日 日曜坐禅会『伝心法要』提唱より}

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