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臨済宗大本山 円覚寺

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2015.09.08

仏様のような顔になりなさい。

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<酔芙蓉(スイフヨウ) 大方丈裏庭にて>

 横田南嶺老師が、先月の日曜説教会(8月23日)で提唱されたことをまとめて

みました。(昨日のブログの続きです。)

 生まれた時というのは、みんな仏様のような顔だったのにいつの間にやら

今のような眉間にしわを寄せて難しい顔になってしまったのか。

延命十句観音和讃の中の「むさぼりいかりおろかにも ほとけのこころ見失い 

さまようこぞあわれなる」の状態になってはいないでしょうか。

 鏡で自分の顔をご覧になる時に、お化粧やひげのことばかりではなく、

そこに親のいのちが伝わっている、親の面影がある、さらには、もともとは

仏様のいのち、仏様の顔であったと感じてみてはいかがでしょうか?

 穏やかな顔、明るい顔、素直な心になれば、みんな、きっと、誰一人、

例外なく仏様のお顔になるはずです。

 お隣の建長寺さんに開山・蘭渓道隆禅師の鏡が伝わっています。この鏡を

見ると観音様の姿が映るという鏡です。これは、各々、一人一人が観音様の

いのち、観音様の心をいただいている、観音様のお姿が、本来の私たちの姿

であるということを表しています。

 松原泰道先生がお亡くなりになる前に、私に最後に言われた言葉があり、

今でも忘れられない言葉があります。車いすの先生が私の手をとって

言われたことは「明るい顔になりましたね。」でした。

 それは、「明るい顔、穏やかな顔、仏様のような顔になって生きよ!」という

先生の最後の教えであると受け止めています。

 明るい顔、穏やかな顔になるには、いかに深く感謝することができるか、

ここにかっかっているのではないかと思います。親、ご先祖様、仏様の

いのちをいただいているということに対する感謝の深さです。

 こういう話は、何回聞いたとか、何年通ったとかいうことが重要なのでは

なく、どれだけ深く感謝をすることができるかにかかっています。

 それがお互いの顔に表れてくるのではないでしょうか。鏡を見るたびに

思い出して欲しいことであります。

仏様のような顔になりなさい。

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