子供坐禅会の風景③ 午後編Ⅱ
一方、高学年コース(33名)は、
14:00~14:50 大方丈・大書院に移動して写経です。心を静めてから書き始めました。
15:10~15:30 居士林に戻って、少しだけ、厳しめの坐禅。希望者には、警策(棒)で肩を軽く叩きました。
15:30~16:10 作務。 堂内掃除では、長い板の間を子供たちがすごいスピードで
雑巾拭き。
堂外掃除では、慣れない竹ぼうきで一生懸命にはいていました。
16:30 高学年コースと低学年コースが再び居士林で合流し、
横田南嶺老師をお招きして閉会式です。参加者代表の親子に感想を述べていただき、
最後に横田南嶺老師からお言葉を賜りました。
その後、低学年コースの子供らが心を込めて拵えた白玉団子をあんみつにして
みんなでいただきました。
会、終了を知らせる開板(かいはん)を叩いて
最後にみんなで延命十句観音経を唱えて終了となりました。
(後記)
横田南嶺老師は、幼稚園などで、小さいお子さんを持つ親御さんの前で話す時に
「子供たちが明るく元気に生きられる環境を作るのが、私たち、大人の義務である」
というようなことをよく仰せになってます。
つい最近の大阪の事件や去年の川崎の事件など子供たちが巻き込まれた、
胸を締め付けられるような事件が世を騒がしています。
そのような悲劇がなるべく起こらないように、なるべく小さいうちに
予防できるように、そして、それ以上に、子供たちが明るく元気に生きられる
ような環境を作ることができるように、微力ではありますが、お寺がお役に立てたら
何よりの幸いです。