姿・形のない真の自己
ー甘茶ー
月並大攝心2日目
横田南嶺老師が今日の僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
姿・形のない真の自己に目覚めることが何よりも大切です。
{形無き 自己に目覚めて 不死で死し 不生で生れ 三界を遊戯}
久松真一先生の歌です。
姿・形のない、生まれることもなければ、死ぬこともない
常に浄らかで常に穏やかで常に安らかである、いつもニコニコほほ笑んでいて
誰に対しても慈悲の心で接することのできる素晴らしい主人公をめいめいが
備えています。
それに何とかお目にかかることが肝心です。
その手段は、単布団の上にしっかりと坐り腰骨を立て、頭であれこれと考えるのではなく
おへその下、下っ腹に重心を置いて気力を込め、只今の一呼吸に成り切っていく。
そして無字三昧になれば、万法、主人公、無位の真人があきらかになってくるものです。