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臨済宗大本山 円覚寺

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2014.11.23

かすかな息の出入り

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-山門下 イチョウ-

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-総門からの眺め-

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-妙香池の夕暮れ-

月並大攝心 中日

 横田南嶺老師が僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。

 呼吸を練るといいます。それには腰をしっかり立てておなかの下、気海丹田に力を込める。

漫然と呼吸をしていたのではだめ。気海丹田に気を込めて細く長く息を吐いていく。もう

自分の外の景色もない、我もない、何もなく、ただ、呼吸をする。

 鼻から極めて静かに呼吸をする。肚のどん底から、まるで線香の煙のように息を吐く。

細い息がかすかにもれるくらいの息の出入りで、もう、自分で呼吸をしていることも

意識に上ってくることはない。かすかな息の出入りがあるだけである。そういう中で

兀兀と坐り抜く。

 最後は息の出入りばかりとなり、全身の毛穴からまるで霧が蒸すかのごとく息が

出入りする。

 吐けば天 吸えば大地と 一如なり

 
         かくて その身は 天地一枚

 ずっと細く吐く息は天に満ち渡り、大地の底から吸い上げて、吐く息吸う息を繰り返す。

身も形も呼吸も忘れて、ただ、この生きているものだけをはっきりさせる。

「生きているものを確かにつかみおり」です。この身、このまま生き通しのいのちです。

この生き通しのいのちを全身で感じ取ってください。

 我もなく 人もなければ 大虚空

        ただ 一枚の 姿なりけり

かすかな息の出入り

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〒247-0062 鎌倉市山ノ内409  
TEL:0467-22-0478

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