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臨済宗大本山 円覚寺

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2014.11.20

粗仕子、中仕子、上仕子

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 急に気温も下がり円覚寺の紅葉もやっと色づいて参りました。

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月並大攝心 初日

横田南嶺老師が僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。

 山岡鉄舟に大工のかんなけずりのおもしろい話があります。大工は木材を削る際に

かんなを使う比率がある。それは粗仕子(あらしこ)、中仕子、上仕子の3段階ある。

 最初は粗仕子といってとにかく腰をそえて、おなかに力を込めて、全身全霊で

粗けずりをする。そうして、それをやった上で、中仕子といって、自然に手加減を

して角をけずっていく。最後に上仕子といって平らになった表面ををさらにむらなく

なるように細かくけずっていく。

 かんなと人と柱が一つにならなければならない作業です。これは剣の修行もわれわれ

禅、仏道の修行も同じ道理です。

 禅の修行も、最初は粗仕子と同じで腰を決め、おなかに力を込めて寒い中でも汗ばむ

くらい全身全霊で坐る。鈴木正三の説かれた「仁王禅」のように、仁王様の気迫で坐禅をする。

目を見開いて歯を食いしばり、手にコブシをつくり、足に力を込めて全身全霊で取り組む。

 坐相3年と言います。本当に坐禅で腰が立つまでには真剣に取り組んでも3年はかかる。

いい加減にしていたのでは坐相一つ決まらない。荒々しいくらいの気迫で涌いてくる念を

斬って斬って斬り尽くすのです。

 それを経た上で、中仕子です。少しずつ角をとっていく。そして最後は、10~20年かけて

上仕子のように、観音様のように柔和になっていくのです。

粗仕子、中仕子、上仕子

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