上棟式
今日、円覚寺では宗務本所整備事業・蔵六庵復興工事の上棟式が行われました。
円覚寺派管長・横田南嶺老師をはじめ宗務総長、各委員会の和尚様方、建設会社関係の方が
出席され盛大に式が執り行われました。
横田南嶺老師による上棟式の偈です。
「西風一払して紅塵を絶し
今日相い迎う 上棟の辰
伏して願わくは 諸天の冥助を垂れ
佛源禅窟 祖堂新たなり」
ちなみに蔵六庵は円覚寺2世大休正念禅師(諡号 佛源禅師)の塔所です。
祈祷太鼓による般若心経、消災咒、大悲咒が読経されました。
棟札上げ。棟札の脇書には大休正念禅師の言葉から
「大円満覚 衆徳を統(す)べて広く備わり
大光明蔵 群昏をかがやかし独り輝く」
大いなる円満な悟りは、あらゆる徳をまとめてすべて備わっており
仏心の大いなる光明は、あらゆる迷いの闇を破り独り輝いている。
銅板葺きの屋根。
屋上。
(後記)
明朝より、円覚寺専門修行道場(僧堂)では、大攝心(1週間の集中修行期間)に入ります。
僧堂師家(指導僧)である横田南嶺老師をはじめ、23名の雲水(修行僧)や居士(在家の修行者)などが
禅堂につめて坐禅修行に精進いたします。