僧堂の内講風景
今日の午前中、円覚寺専門修行道場(僧堂)では、横田南嶺老師による「内講(ないこう)」が
行われました。「内講」というのは、比較的修行の緩やかな期間に、横田南嶺老師が修行僧(雲水さん)に
漢文の初歩を手ほどきする講義です。
今回のテキストは明治時代の円覚寺派初代管長 今北洪川老師(蒼龍窟老師)の年譜です。
年譜とは伝記のようなものです。
雲水さんは、返り点のついた漢文を書き下し文にして、語句の意味を漢和辞典で調べて
講義に臨みます。
講義では横田老師が雲水さんを指名して、発表をしてもらう形式をとっています。
それに対して横田老師が注釈を付け加えたり、時にはいっしょに漢和辞典を開いたり
しながら講義が進められています。
さて、明日は日曜坐禅会(時間8:00~9:20 場所:大方丈)です。
円覚寺派管長 横田南嶺老師による『伝心法要』という禅のテキストの提唱(講義)も
ございます。どなたでも、ご自由に参加することができます。前回は100人近くの方が
ご参加されました。皆様のご来山を心よりお待ちしております。