こうして生きて活動している様子が仏様。
今日の日曜坐禅会の様子です。今回も100名近くの方にご参加いただきました。
ご参加いただき誠に有り難うございました。
円覚寺派管長・横田南嶺老師が日曜坐禅会で提唱されたことをまとめてみました。
自分の外に何か素晴らしい仏様があると求めるのもまた、迷いであります。今、こうして
お互いが生きているこの様子の他に、何か特別な教えがあるという思い込みが迷いであり、
その思い込みから離れることができたなら、お互いの様子がそのまま真理の様子です。
自分の外に何か素晴らしい仏様がいるのではなく、お互いがこうして生きて活動している
様子が仏様なのです。
それはおなかがすいたらご飯をいただき、昼は一生懸命体を動かす。そして夜はくたびれて
休む。いただいたものは大小便として排泄する。この様子こそ仏様の姿であり真実の様子です。
それ以外に別のものを求める必要のないとわかった人こそ仏様です。
一切の煩悩とは外に向かって求めることから起こります。自分の心の外に何か素晴らしいものを
求めるのが煩悩であり迷いであります。それから離れることができるならば、お互いの生まれたままの
様子がそのまま仏の姿でありそれ以上に付け加えるようなものは何一つ必要ないのです。
{平成26年8月31日(日) 『伝心法要』提唱より}
(後記)
円覚寺山内にある妙香池の芝生に不思議なものがあらわれました。
なんと「円相きのこ」です!きのこが丸く生えているのです。それも一箇半箇。
皆様もご覧になってみてください。