腰骨を立てて願心を立てる
入制大攝心 2日目
二輪草 <黄梅院>
横田南嶺老師が今日の僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
修行の第一はまず、腰骨を立てること、そして志、願心を立てることです。
腰骨を立てることが性根の入った人間になる一番の秘伝です。
腰骨を立てる要領は3つ。一つはお尻をうんと後ろに突き出す。二つめはおへその下
下っ腹をぐっと前に押し出す。3つめは軽くあごを引いておなかに力を込めることです。
しっかりとした願心のある人間になろうと思えば、まず腰骨を立てることです。
子ども達に立腰(りつよう)教育を推進した森信三先生は、一番大事なことは常に
腰を立てることで、それによって、やる気が起き、集中力が増し、持久力がつくと
仰せになりました。
これから、長い修行生活に耐えていくにあたって、まず、自分の腰骨をまっすぐに
立てる。腰骨を立てて願心を立てていってください。