12月25日(水) 冬季学生大攝心 最終日
横田南嶺管長が冬季学生大攝心で提唱されたことをまとめてみました。
みんな仏様、観音様と寸分違わぬ心を持って生まれてきている。
仏様、観音様の心が私たちめいめいの本心なのです。本心を見失うのが
迷いであり、それに気づくのが悟りであります。
修行の本質というのはその本心に目覚めることに他なりません。
その為に腰骨を立ておなかにグッと力を入れて長い呼吸をする。そ
そうすると心の様々なみだれ、心の表面のざわつきもおさまってくる。
水の表面が波立っていると底が見えない。しかし、表面がおさまると
底まで透き通って見える。そのように心の表面のざわつきがおさまると
見えてくるのは、私たちの本心というのは仏様、観音様の心である
ということなのです。
あらゆるお経というのは、私たちの本心とはいかなるものかを説いています。
あらゆる仏像などもその姿を見れば私たちの本心が何なのかわかるように
できています。
最近、あるお寺からこの観音様のお軸をいただきました。
明治時代にご自身坐禅を経験された方が描かれたもので
高い精神性がうかがわれます。
これも、私たちめいめいが持っている本心を姿・形に表したものなのです。
(後記)
おかげさまで、平成25年冬季学生大攝心も無事に終了しました。
一番寒さの厳しい時期に最後までご参加いただき、誠に有り難う
ございました。