餅つきとささびこんにゃく
12月27日(金)
今日、円覚寺僧堂では、午後6時から餅つきでした。横田南嶺管長をはじめ
雲水さん、山内和尚さんや縁ある方々が集まり、大きなかけ声のもとせいろで
蒸し上がった餅米をついていきました。
お正月用の鏡餅やのし餅を作りました。
こちらの写真は和歌山県熊野川町の方々が作ったささびこんにゃくです。
ささびというのは、篠尾と漢字で書き、1000メートルの山々にいだかれた
熊野地方の山里で、平均年齢80才で30人の人口の村です。
2年前の紀伊半島大水害の慰問に横田管長が訪れたときに、管長が
「大変でしたね」と声をかけた方がこの村の方でした。
その方は管長さんのこの時の言葉に感銘を受け、それから毎日のように
「延命十句観音経」を唱えるなどして親しい人を亡くした悲しみを乗り越えました。
そのお礼にと今回、このささびこんにゃくを1箱も送ってきてくださったのです。