法話を聞く心得
11月22日(金) 月並大攝心 3日目
今日の居士林前の紅葉です。
横田南嶺管長が提唱されたことをまとめてみました。
昔から仏法を聴聞する上で、お説教、法話を聞くようなときに次の3つの心得
があります。
一つめは、「この度のご縁は今生初めてのご縁と思うべし」です。たとえ
何遍とお説教や法話を聞いているとしても、こうして今、ここでお話を聞くことは
まるで生まれて初めて聞かせていただけると思いなさいと言うことです。
二つめは「この度のご縁は私一人の為と思うべし」です。何だか大勢がいる中の
一人というのではなく、私一人の為にこうして法話をしてくださっていると思いなさい
ということです。この私一人の為にこうして大攝心があるという気構えでいなかくては
ならない。
最後が「この度のご縁は今生最後のご縁と思うべし」です。こうしてお話が聞くことが
できることが、または、こうして修行ができるということは、人生で最後であるという気持ちで
臨みなさいということです。これが終わっても次があるとう心持ちではいつまでたっても
埒があきません。
背景にうっすらと山稜の影が見えます。