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臨済宗大本山 円覚寺

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2013.10.23

四智円明(しちえんみょう)

10月23日(水) 入制大攝心・中日
 横田南嶺管長が本日の僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
 坐禅をすれば無念・無心になると言いますが、それは、何も見えなくなる、
何も聞こえなくなる、何も感じなくなることでは決してありません。むしろ
ありありとはっきりと物事が見えてくる、そういう智慧が開けてくるのが
本当です。
 「正受(しょうじゅ)」という言葉がありますが、これは「正しく受ける」
つまり、ありのままに物事受け取るということに他なりません。しかし、
人間というものは、ありのままに見るということはきわめて困難なことです。
大概は自分の都合の良いようにか、自分の分(ぶ)が良いように見てしまって
います。
 ですから、坐禅をして正しい智慧の眼を開くことが大切なのです。
白隠禅師坐禅和讃に「四智円明」という句が出てきます。
この「四智円明」こそ坐禅をして我々が目指すべきところなのです。
 四智とは
一、大円鏡智・・・鏡のようにすべのものをありのままにうつしだす智慧。
二、平等性智・・・普段、私たちは自分の都合でものを差別して見ていますが
         それを離れて物事を平等に見る智慧。
三、妙観察智・・・対象について十分に観察をする智慧。
四、成所作智・・・以上のように状況が把握出来たうえでその場でどうすれば
         いいか、何を為すべきかがわかる智慧。
 私たちは生きているといろいろな物事が起こり、様々なことが降りかかって
きます。坐禅をするということはそういう物事に対して何も感じない何も気づかなく
なるということでは決してありません。
むしろ正しい坐禅をすることによって、心の散乱を防ぎ、ありのままに状況
を受け止め、自分の考えや思いこみを捨てて平等に物事を見ることができるように
なります。
 そして、よく観察することによって、どうしてこういう状況になったのか
こういった次第に相成ってしまったのかがわかり、この場をどのように対処
したらいいのかが自然とわかってきます。
 つまり、坐禅をしていけば、「四智円明」つまり、私たちが本来誰もが持っている
「四智」の働きが十分に発揮されるようになるのです。
 
 
 

四智円明(しちえんみょう)

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