夏目漱石の手紙
9月17日(火)
今日は、円覚寺山内・臥龍庵(並びに帰源院)前住職様の小祥忌(1周忌)でした。
こちらは、導師である横田南嶺管長が法要中にお唱えになった漢詩です。
「秋爽やかなり 帰源の古法場
禅風 枯淡 尚(なお)忘れ難し
忌辰 雨霽(は)れて 祖庭寂(しづ)かなり
恭(うやうや)しく献(けん)ず 爛柴(らんさい)一弁の香(こう)」
本堂には、文豪・夏目漱石(金之助)が親交のあった先々代の住職様に
宛てた手紙が表装されて掲げられていました。
帰源院の境内には「瑞石庵」という「わび・さび」の象徴のような
茶室があります。(一般公開はしていません。)
これがその室内です。
今日のお軸は、朝比奈宗源老師揮毫の「和敬清寂」でした。