枯木龍吟
9月13日(金)
今、円覚寺境内では、コスモス咲いています。 <景福荘>
さて、今日は夕方から東慶寺さんを会場として月に1回開催されている
鎌禅会(円覚寺開山・無学祖元禅師の語録「仏光録」を学ぶ会)でした。
横田南嶺管長に講義をしていただいております。その中で、
仏光国師が雲水に修行をする上でに2つのことを守ってくれよと仰せになっている
箇所があります。
その訓読は「第一、旧路再び行くべからず。第二、新路踏破すべからず。甚(なん)に
因ってか此(かく)の如くなる。枯木龍吟有り。」です。
それを横田管長は次のように講義されました。
「第一、旧路再び行くべからず。」とは、ただ伝統をそのまま踏襲するだけでは
だめだということ。「第二、新路踏破すべからず。」とは、かといって目新しいこと
ばかりをしていてもよくない。では、どうすればいいのか?それは「枯木」つまり
伝統を守りながらも、「龍吟」すなわち現代の人の心に響くような新しい風を
吹き起こしていくことだと解釈されました。
(後記)
円覚寺珍百景を見つけました!円覚寺前にある踏切の脇に
謎の看板がありました。
カエルがこの下にいますということらしいのですが・・・
一体、誰が、何の目的で建てたのやら。