ご友人来山
3月2日(土)
今日は、管長様の故郷のご友人Kさんが来山されました。
Kさんは、文京区・白山の坐禅会に参加され、そのまま、
管長様といっしょに円覚寺にいらっしゃいました。
管長様とKさんは、幼稚園から大学まで同じという間柄で、なんと、
誕生日まで同じとのこと。Kさんが管長様の幼稚園や中学、高校時代の
様々なエピソードをたくさん語ってくださいました。
例えば、球技大会の話です。球技大会の朝、前日までの雨で
校庭がびしょ濡れだったところ、その当時の管長様が一人雑巾で
水を取ってはバケツに入れて水を抜く作業を始めたそうです。
野球もサッカーも一度にできるような広い校庭でしたので、
それを一人で水を抜いてグランドが使える状態にするのは到底
無理だろうと思っていたところ、そのうち、みんなが手伝う
ようになって、球技大会を開催できたそうです。
また、kさんは、そのような若かりし日の管長様の影響で坐禅を始めて、
今でも坐っているとのことなど・・・。
それは、まるで「偉人伝」を聞いているような内容でした。
管長様は、常日頃、「人の為に尽くす願いを持って修行をする」と
お説きになっていますが、もうすでに、中学生や高校生時代から
それを実践されていたのだと改めて知ることができました。
また、それを一人だけ、孤立して実践していたのではなく、
自然とまわりの人をも感化していき、いっしょになって行う
人の集まりが出来たそうです。
管長様の人生は、もうすでに幼少の頃から、ずっと
「衆生無辺誓願度」で貫かれているんだと気づかされました。
(後記)
今日の居士林での土曜坐禅会は初心者の部55名、2部46名でした。
窓際は、時折、梅の香りも漂い、本当に有り難い坐禅会でした。
参加された皆様、誠に有り難うございました。