遠諱(おんき)委員会 発足
11月5日(月) その2
今日は、本山での遠諱(おんき)委員会に行って参りました。
今から7年後、平成31年は、円覚寺中興の祖・大用国師(誠拙禅師)の
200年遠諱にあたり、平成30年は夏目漱石が参禅したことでも有名な
釈宗演老師の100年遠諱になります。そもそも、遠諱(忌)とは、
祖師または故人の遺徳をしのんで寂後、はるか後に行う法要です。
そこで、その遠諱に向けての第1回目の会合が行われました。
法務、建設、展示・広報・出版の4つの専門委員会に分かれ、
これからの方針などについて話し合われました。
一、法務委員会は、授戒会、法要、報恩攝心等を担当。
二、建設委員会は、遠諱にあたって、建物などをを増改築したり
することを担当。
三、展示・広報委員会は、ポスター作成、円覚寺の宝物データベース作成
また、「円覚寺展」を目指し活動していきます。
管長様からは、会発足の冒頭の垂示で、「広く一般に向けて、円覚寺と
これまで縁のなかった人とも縁ができるように」と仰せになりました。
四、出版委員会は、誠拙禅師の遺墨集など記念出版にあたります。
各委員は円覚寺派の和尚さんの中から選ばれ、「円派」をあげて
遠諱事業に取り組んで参ります。
遠諱委員会が終わったあと、引き続き教学委員会でした。
冊子「円覚」は、次が300号記念号で、朝比奈宗源老師や松尾太年老師
などの選りすぐりの文章を集めた特別版となります。あとは、写真を
つけるなど最終的な段階に入りました。みなさん、次の「円覚」
正月号、こうご期待ください。
<円覚寺山内・景福荘>
(後記)
今回、有り難いことに展示・広報委員を担当させていただく
ことになりました。早速、子ども向け布教の目玉となる、
今はやりの、ゆるキャラマスコット「せんとくん」ならぬ
「おんきくん」を提案しましたが、一笑されてしまいました。