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臨済宗大本山 円覚寺

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2012.10.22

牛を飼い慣らすように

10月22日(月) 入制大攝心3日目
 管長様が僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
 坐禅を10年やっても20年やっても、おそらく生きている間、
人間は外の世界にひかれてしまい、この迷いが尽きることは
ありません。
 只、迷ってしまったとしても、もう一度腰骨を立てて、お腹に
力をこめて、自分の呼吸に立ち返ることによって、本来の自己に
立ち返ればいいのであります。
 お釈迦様は「牛をよく飼い慣らしていくように自分の心を
調えなさい。」と仰せになっています。牛が寄り道してよその
草を食べようとしたら、そのたびごとに、手綱をぎゅっと引っ張って
戻すように、坐禅も心がよそにとんでしまったら、そのたびごとに
自分の呼吸に意識を戻らせることです。その繰り返しです。
 このように本来の自分に立ち返る訓練をして常に冷静な判断が
できる状態にいれば、迷いはなくなることはないけれども、
可能な限り、速やかに本来の自分に立ち返ることができます。
その力を身につけてもらうのがこの攝心であります。
 牧牛(牛を飼い慣らすこと)と攝心(心をおさめること)は実は
同じ意味なのです。牛はただ野放しにしておれば、わざわいを
おこすかもしれませんが、これをよく飼い慣らせば貴重な労働力
となります。活かしてはたらかせることができます。
 私達の心も野放図にして、欲求に引きずり回されればわざわいと
なりまねません。そうならないように、心を攝(おさ)める手法や
方法をしっかりと身につけて、本来自分が持っている力を発揮できる
ようになることが私達の修行であります。
blog-DSC00148.jpg
十牛図 「尋牛」 本来の自己さがしの始まりです。
blog-DSC00153.jpg
円覚寺派・北天院の先住・櫻井一溪和尚様がお描きになった
十牛図です。

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