かなちゃん物語
12月30日(金)
今日はお正月の準備に本山に行って参りました。早速、入り口でかなちゃんに
遭遇。かなちゃん、実は、人間で言えば70歳以上のおばあ様なんです。
居士林横の景福荘の軒の下で生まれたそうで今でもねぐらはそこだそうです。
弟さん、妹さんがいましたが先になくなられたそうです。妹さんは亡くなる前の
数週間姿が見えなかったのですが、突然姿をあらわし、いつもお世話になって
いた人に挨拶をしてから山へと去って行ったそうです。最近、白と薄茶の若い
ライバル猫らしきものを見かけますが、シーちゃんは押され気味のようですが
かなちゃんはまだまだ気丈のようです。何気なくのんびり生きているように
見えますがいろんな苦労をなさっているんですね。頭が下がります。
ダルマさんの掛け軸をかけて
「蓬莱(ほうらい)」と呼ばれるお菓子セットを作りました。お正月は
これとこぶ茶を出してお客様をお迎えします。
こちらもお正月用掛け軸。「寿山萬丈高(寿山 萬丈 高し)」
良い天気で空がきれいですね。明日は午後4時に総門はいったん
閉まります。そして午後11時頃から開き、元日午後4時までは
自由に出入りできます。(拝観料はありません。)