元旦
1月1日(日)
僧堂の除夜の鐘です。11時頃から門の前に人が並びだし列を
作っていました。108枚の整理券がほとんど配られていたようで
4人一組で打ちますので、400人くらいの方がお見えになったようです。
午前2時半から僧堂で新年の儀式です。管長様が漢詩を唱え、
雲水さんに新年のお言葉を述べられます。
恐れながら意訳してみますと
「臘八の厳しい修行を乗り越えこのめでたい正月を
迎えることができた道場。
青松は以前にも増して喜びに満ちて意気ますます盛ん。
さあ、ここにいる雲水みなさんよ!
龍のようにたくましくなって世間のお役に立てるような
坊さんになってくれ!」
次に午前5時から佛殿で新年の儀式です。(こちらは本山行事です。)
管長様こちらでも新年にあたっての漢詩(偈)をお唱えになりました。
意訳してみました。
「年が変わった今朝、朝の太陽も真新しいようだ。
めでたい気分に満ちあふれ気持ちはすっきりさっぱりだ!
大般若を転読しながら、
只願うは、世界がどうか穏やかでありますように。」
方丈での大般若転読の様子です。パラパラすることは、お経を読んだことを
意味しています。そして「降伏一切大魔災障成就!」と大きい声を言いながら
教本を置きます。「悪いの悪いの飛んでいけ!」「鬼は外!」のような厄払い
の意味合いのようです。1年の息災をお祈りします。
これを正月3日間毎朝行います。須弥壇(仏壇)には般若札が
お供えしてあり、3が日祈祷し終えたものを檀家さんなどに
お配りしています。