あとはおまかせ
7月24日(日) 夏期講座最終日
管長様が夏期講座で提唱されたことをまとめてみました。
すべてを観音様におまかせしていることは、一見弱いようで
実はこれほど強いことはない。観音様とはそれこそ天地一杯、
大いなる命、仏様の命、仏心そのものとも申せます。私達は
仏心の中に生まれ、仏心の中に生き、仏心の中に息をひきとります。
仏心と言っても抽象的でわかりにくいものではなく、大自然と
置き換えてもけっこうであります。大自然の中にほんの一時命を
いただいて、大自然の中で生かされて、大自然の中でまた息を
ひきとって参ります。これも事実であります。お日様の光、
空気、風、大地、お庭の草や木、周りの家族、身近な人々など
この大自然の私達はほんの一部であります。大自然の中で恵みを
いただいて生かされているということを思い直して謙虚に生きていく
ことが今非常に大切であります。
生きるも死ぬも大自然の中、仏心の中。
死んでどこへ行くのか?わからなくてけっこうなんです。
大自然の中でこうしていただいた命を、命のある限り
最期まで精一杯明るく努めていく!
そうすれば、あとはおまかせであります。
(後記)
夏期講座は、おかげさまで無事に終わりました。たくさんの方々に
お越しいただき誠に有り難うございました。