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臨済宗大本山 円覚寺

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2011.05.17

ブレーキの喩え

 5月17日(火)
 先日の企業の方向け坐禅会の提唱の続きです。
管長様が何のために坐禅をするのかをわかりやすく提唱されていました
ので、紹介します。
「たいがいのほとんどの病というのは、これは考えすぎることから起こる。
いろんなことを考え、思い煩う。これによって、人間はもう自分で自分の
首をしめることをやりかねない。確かに、考えることは大事で、すばらしい
道具の一つではあるが、考えすぎるとろくな事はない。
 坐禅は少し考えすぎているときに、考えを少しとめること。
その手段として、腰をたてて、そしておへその下、おなかに自分の重心を
おいて、肩の力を抜いて、静かに呼吸をする。ほんの一時でも、坐禅の要領は
  過ぎたことは、気にしない!
  これから起こることも、気にしない!
 この二つなんです。過ぎたことは、まあいいや!。これ以上思っても、
どうしようもない。これから起こるであろう事も、まあどうにかなるだろう!と
気にしない。そして、今の一時、今自分が生きていることがすばらしいことに
気がつくことであります。
 そうは言いましたが、この坐禅会終わって仕事に戻ったときには、一生懸命
考えてください。(そうしないと、仕事になりませんから)
 けれども、(仕事が終わって)おうちに帰って、お休みをするときなどは、
どこかで(考えを)断ち切ることのできる力を持ってもらいたい。それは、
ジョギングでもなんでもいいんです。考えを断ち切るときには、考えを断ち切ることが
できるように。
 車が走るには、やっぱりブレーキが必要です。それでは、ブレーキは
何のためにありますか? 私は、よく走るためにあると言いたい。
よくブレーキがきけば、安心して走ることができるわけであります。
しっかりブレーキがきくということがわかっていれば、安心してスピードが
出せます。考えることにひとつブレーキをかける。よくきくブレーキをかける
手段方法をみにつけておくことが大切だ。
 すんだことは、まあいいさ!
 これからのことは、どうにかなるさ!
今の一時をしっかり見つめよう!坐ろう!生きよう!
そんな気持ちで坐るのが、坐禅であります。
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「どじょう居士」坐像。
 
 

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