仏光録提唱
5月16日(月)
本日は、東慶寺で行われた「鎌倉の禪を学ぶ会」(鎌禪会)に
行って参りました。今回が、記念すべき第一回目ということで、
建長寺、円覚寺総勢50名弱の和尚さん、雲水が集まりました。
管長様をお招きして「仏光録」(円覚寺開山無学祖元禅師の語録)を
提唱していただきました。
これは、ご存じ、円覚寺の入場券(拝観券)の拡大コピーです。
これも、仏光録の中にあり管長様が非常にわかりやすく意訳してくださいました。
「私時宗は禪の教えに長年心を留めてきた。禪寺を建て、禪僧を安居させてきた。
私時宗が常に思うことは、木にはその根があり、水の流れには必ずその源がある
ということだ。そこで、禪の根源の地である宋の国から優れた禪僧を招いて、
この禪の教えを更に広めるよう手助けしたいと思い、ここに詮英の二人の
禪僧を遣わせる。大海原の荒波を恐れることなく、優れた禪僧を招いて
日本国に帰ってくることを願うばかりである。不一。
弘安元年戌寅十二月二十三日 時宗和南
詮蔵主禅師
英典座禅師」
と書かれています。時宗公が宋の国に優れた禪僧を求めて、二人の僧を
遣わせた由が書かれています。
会場の東慶寺さんです。
山法師、きれいですね。