1月日曜説教
1月9日(日)
老師が日曜説教で提唱されたことをまとめてみました。
ダライラマ法王が来日されたとき、ある人が質問をしました。
「人は何のために生きるのですか?生きる意味はなんですか?」
法王はお答えになりました。
「それは、幸せになるためです。幸せの人生を送ることが
生きる目的です。」と。
みんなが幸せになりますように、そう願う心それこそ仏様の心だ。
私達も自分はもとより家族、身内、近所、普段接する人が幸せでありますように
、そう願うことによって仏様の心と一つになる。相手の幸せを祈り願う心が
仏教の究極である慈悲の心だ。
それには、普段から貪り、怒りが増長しないように気をつけて
すべてのものははかなく、永遠に自分のものなどなに一つないという
「空」の教えを学ぶ。そして、はかない、空であるからこそ、もっとお互い
いたわり思いやりあって、お互い生きていることがすばらしく、かけがえのないもの
であると実感し、安らかな安寧な世の中にしていきたいと願う。
(後記)今日も大勢の人々が日曜説教を拝聴にいらっしゃっていました。
さて、明日は午前6時より佛殿で臨済忌がございます。
1月10日はわが臨済宗の祖臨済義玄禅師がご遷化された日です。
一般の方もご覧になれます。