無門関29則
1月8日(土)
老師が土曜坐禅会で提唱されたことをまとめてみました。
「一行三昧」・・・我も忘れて今自分がやっていることになりきっていくこと。
時は今 ところ足下 そのことに
うちこむ命 とわの御命 という歌があります。
本当の自分はよそにあって、現実の自分、今やっていることは違うと
思いながら、いやいややるのではなく、
自分が置かれている「その時」「その場」を一行三昧でする!
自分が今やっていることに自分の全力を没頭する。それこそ、永遠の命であり
仏心である。
坐禅をしたら、姿勢を正して自分の呼吸と一つになっていく。
そして呼吸していることも忘れて、ただ呼吸一枚になる。
ただ坐っていく。ただというところが本当の一行三昧。
そして、生きるということをただ生きていく。
その時その場自分の精一杯の限りを尽くして
ただひたすらに生きていく。
(後記)居士林の庭です。水仙の花の香りが辺りにただよっています。
明日は、第二日曜なので9時より大方丈で管長様による日曜説教会が
あります。一般の方も拝聴できます。