僧堂攝心提唱4日目
10月23日(土)
老師が僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
結局 心というもの 意識の主体はこの体の内この体の外という区別が
あるわけではない。この虚空に天地に充満している。
誰の心 彼の心と別があるわけではなく みんな一つ心なんだ。
その心には遠い過去からのあらゆる経験知識が全部蔵のようにたくわえられている。
そこから私たちそれぞれが脳神経を通して一部を情報されているにすぎない。
心の大本を尋ねれば自分だ他人だの区別はなく天地一枚
一連なりに連なった一枚の命であることに気づく。
たたかれてアイタタタ!と痛いと思うのもそこに
過去無量劫の命が全部そこに活きづいている。
自分だ自分だという思いの源は 単なる思いこみで幻であり夢であったと
気づくこと。我なくなれば 天地の生き物がそこで初めて目がさめる。
このいただいた生き通しの命 いかに活きてはたらいているか?