僧堂攝心提唱2日目
10月21日(木)
老師が僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
本来 無我である!
これに徹するのが私たちの修行の一番の根本 すべてである。
我(われ)がなければ天地一枚の仏心である。
仏心以外のものは 蟻のひげ一本も見当たらない。
というのがお釈迦様のお悟りになったことだ。
そのことに気づかないのが愚かさという。
気づかないで これがオレだ あいつが嫌いだ あいつが愛しいと右往左往する。
それを病(やまい)という。
維摩経では その病を何とか救いたいとあえて自分も病になるところが書かれている。
人々が苦しみ病んでいるから自分も病になる。
例えて言えば わが子が病気になればその親も病気になるのと同じように。
それは慈悲の心による病である。