提唱 7月攝心初日
7月20日(火)
老師が僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
観音様、阿弥陀様、薬師如来・・・となぜたくさんの仏様があるのか?
それは、我々の様々な願いを様々な仏の姿に託してあらわしているからだ。
例えば、千手観音様。それは、千の手万の手をかりてでも人々を救っていきたいという
「願い」を姿に表したもの。
また、薬師様は、病気で苦しんでいる人を救いたいという「願い」を表したもの。
現代は、特に心の病の人が増えている。
それに対して、宗教家、お坊さんは何ができるか?
「火の側に行けば、暖かくなる。
水の側に行けば、涼しい。
大樹の木陰は自ずと涼しい。」
火も水も大樹も無心にして人を癒してくれる。
「無心の人の側に行けば、自ずから心やすらかになる。」
坐禅をして、何の計らいもない無心の人。
実は、そのような人が悩み苦しんでいる人の心をやすらかにすることができるのかもしれない。