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臨済宗大本山 円覚寺

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2020.03.13
今日の言葉

ひこばえ

東日本大震災の一年前の平成二十二年三月十日に、鶴ヶ岡八幡宮の大銀杏が倒れたのでした。

八幡宮のみならず鎌倉のシンボルといってもよい大木でありました。

そんな大木が倒れた時の宮司さまのご心痛はいかばかりであったかと察するに余りあります。

銀杏をどうするのか、いろいろ検討されたとうかがっています。

銀杏の木は、実に強いもので、伐った幹からも芽が出るものです。

大木を伐採した幹からも、芽が出て育っています。

そして銀杏のひこばえもまた伸びて大きくなっています。

あれから十年、結構大きな木になっていました。

それというのも、やはり根が残っているからだと思いました。

坂村真民先生の「大木」の詩を思います。

 

 大木

大木たちが

わたしに教えてくれた

一番忘れられない話は

根の大事さということであった

目に見えない世界と

目に見える世界とがある

美しい葉や

美しい花や

美しい実は

見える世界であるが

それらをそうさせる

一番大切なのは

大地に深く根を張り

夜となく昼となく

その木を養っている

幾千幾万の

根の働きということとであった

わたしは大木の下に坐して

そうした話に聞き入り

元気を取り戻しては

また歩き出して行った

目をつぶると

それらの木々たちが

いまもわたしに話しかけてくる

(坂村真民『花ひらく 心ひらく 道ひらく』より)

 

しっかりと根を張っていれば、かならず芽が出て、また育ってゆくのです。

コロナウィルスの影響で諸行事が中止延期になる今の時期は、そんな根を張る時だと思っています。

横田南嶺

ひこばえ

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