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臨済宗大本山 円覚寺

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2015.12.05

一日一語 55

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 円覚寺の修行道場の本堂には、朝比奈宗源老師の揮毫による「大事因縁、

山よりも重し(大事因縁重似山)」という全紙の軸が掛けられている。

毎朝、この大幅を目にするたびに、自らの襟を正す思いになる。

 この句は、江戸時代の高僧 一絲文守(いっしぶんしゅ)、仏頂国師の

漢詩の言葉である。一絲禅師の詩には、「大事因縁、山よりも重し、僧と

なって了せずんば又何の顔(かんばせ)ぞ。悲しむべし、近世聡明の種、

老却す、推敲両字の間」とある。

 この詩は、「大事因縁は山よりも重いものである。出家して僧侶となった

からには、この大事因縁を成し遂げなかったら、いったい何の面目があろうか。

ところが残念なことに、この頃の聡明な連中は、漢詩を作ることばかりに熱中して

文字の推敲にばかりにとらわれていつの間にか、老いの到ることにも

気づかないでいる」というほどの意味である。

 大事因縁とは何であろうか。最も大事な因縁、この世に生まれてきて

最も大事な因縁、この世に生まれてきて最も大事な勤めという意味に

とっておこう。森信三先生は、「われわれ人間は、お互いに『天の封書』を

いただいてこの世に生まれている」と仰せになっている。

 そうすると大事因縁とは、銘々の天の封書とみてもいいだろう。

私のように僧侶であれば、修行して悟りの目を開くことにほかならない。

・・・。

{月間誌『致知』2016年1月号 横田南嶺老師 連載「禅語に学ぶ」より}

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