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臨済宗大本山 円覚寺

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2019.09.23
今日の出来事

行業純一

二十二日は、居士林会で提唱。

例年居士林会は、敬老の日に行っていますが、

今年はお彼岸の日曜日に行いました。

学生時代に居士林で熱心に坐っていたというOBの方々の集いであります。

皆それぞれに懐かしい居士林で坐禅し、

僧堂に来て居士林関係者の物故者のご供養をして、

提唱を聞いて、それから皆で昼食を取るという行事であります。

今年は、『臨済録』を提唱しました。

なかでも臨済禅師の開悟の因縁についてお話しました。

臨済禅師は、黄檗(おうばく)禅師のもとで御修行なさっていて、

その修行振りが「行業純一」であったと、説かれています。

岩波文庫『臨済録』において

入矢義高先生は「その修行態度はひたむきな純粋さであった」と訳されています。

今北洪川老師は、僧堂に伝わる書き入れ本に、

「此の四字、臨済の生より死に至までのこと、皆是から出てきたことぞ」と註釈をされています。

臨済禅師のご生涯を貫いたのが、この四文字だということです。

修行は、なんと言ってもこの「ひたむきさ」「純粋さ」にまさるものはありません。

一途に打ち込むこと以外に、修行の道はありません。

この日の居士林会は、

戦後七十年来円覚寺に通って、

朝比奈宗源老師、足立大進老師、そして私の三代の師家について参禅を続けられた老居士が、

今夏お亡くなりになり、そのご供養も兼ねたものとなりました。

老居士もまた、一途にひたむきに参禅に骨折られたご生涯でありましたので、

往時のお姿を偲びつつ臨済録を提唱したのでした。

老居士の奥様とご息女が、老居士の位牌を遺影を抱いて

写真は洪川老師 手沢本(しゅたくぼん)の一部。

このような綿密な書き入れが全篇に施されています。

横田南嶺

行業純一

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