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臨済宗大本山 円覚寺

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2019.11.03
今日の出来事

茶の木には茶の花咲いて

土曜日には、午前中に兼務寺院の法要に出向。

 

先代の住職のご親族にあたる方の一周忌法要を務めました。

 

先代は、私の得度の師匠であります。

 

ご親族の方ですので、私も学生時代からよく存じ上げている方でした。

 

まだ六十代で、昨年の暮れにお亡くなりになって、少し早めての一周忌法要でした。

 

ごく親しくさせていただいていた方なので、読経をしながらも、

 

あれこれと学生の頃からの思い出が浮かんできます。

 

そなえられた遺影に目をやると、ありしの日のおもかげが浮かんで、こみ上げてくるものがあります。

 

読経を終えて、お墓にお参りして更に読経。

 

折から、境内の木々も少しずつ紅葉をはじめ、

 

秋の空が澄みわたって、なお一層悲しみを深くします。

 
 

「秋深し、悲しみ更に 新たなる」

 
 

句ならぬ句を口ずさむ。

 

墓前で読経していると、目の前に茶の木の花が咲いていました。

 

俳人山頭火の「光あまねく 茶の木には 茶の花咲いて」の句を思い出しました。

 

はかなく消えゆく命に思いをはせながら、

 

目の前には、ひっそりと咲く茶の木にミツバチが懸命に蜜を取っています。

 

命のはかなさと共に、眼前の小さな命あるものの輝きを感じていました。

 

深き悲しみを抱いて、それでも人は生きてゆきます。

 
横田南嶺

茶の木には茶の花咲いて

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