2018年9月2日

坂村真民先生の足跡を訪ねる旅③ 念ずればの原点

「 今回玉名の地を訪ねて気がついたことに

小さな観音堂がそこかしこにお祀りされていることでした。 
 
井戸水を汲みに通われた道のにも、小さな観音堂が

お祀りされていました。

この田崎の地に、真民先生のお母様は、

夫の死後三十六年お住まいになられたのです。

きっとこの観音堂にもお参りなされていたの違いないと思います。

お母様は観音信仰をお持ちであったといいますから

この観音さまに手を合わせて、五人の子供が無事に育つように

一心に念じられたのであろうと思いました。

その母の思いが、「念ずれば花ひらく」という美しい言葉となったのだと、

私も観音堂に手を合わせながら納得できたのでした。」

2018年9月2日

坂村真民先生の足跡を訪ねる旅② 真民詩の原点

今回の旅の一番の目的は真民先生が毎朝水汲みに

通っていたという井戸を拝見することでした。

数年前に真民記念館を訪れた際に、

この井戸が今も残っていることを、西澤館長からうかがって、

是非一度拝見したいと思っていその念願がかないました。
 
八歳の頃父の死に目に会えなかった真民先生は、

その後お父様ののど仏を家にお祀りして、毎朝近くの共同井戸に行って、

お父様ののど仏にお供えするお水を汲みに通われました。

しかも真民先生は、その井戸水を汲むのに、

まだ誰も水を汲みに来ていない朝一番のお水を

汲まれたのでした。

真民先生の早起きのもととなった井戸です。

毎朝早く起きて夜明けの霊気を吸って作られたのが

真民詩だから、その井戸こそは真民詩の原点とも言えます。
 
真民先生の育たれた家からは、井戸へはそう遠くはないのですが、

まだ舗装もされていない道を、

八歳の少年が夜明け前の薄暗い中、

重い水を持って歩かれたのだから、

随分と長い道のりと感じられたことであろうと、

しばし井戸端に立ち、八歳の少年が、父ののど仏に供える為に水を運ぶ姿を

思い感慨無量でした。

長年真民詩を学んできましたが、

こうしてまた一歩真民先生にお近づきできたような気がしたのでした。

2018年9月2日

坂村真民先生の足跡を訪ねる旅①

先日、横田南嶺老師と老師を慕う若手布教師和尚さんらが

坂村真民先生の足跡を訪ねて熊本などを巡礼されました。

 横田南嶺老師がその紀行文を書かれたので、それを掲載します。以下。

「平成最後の夏、西澤孝一坂村真民記念館館長の

ご案内で、臨済宗の若手の布教師達十数名と共に

熊本県玉名を訪ねてきました。

真民先生が八歳の時に、

お父様が病で急逝され、お母様は三十六歳で、

八歳の真民先生を含む五人の子供を抱えて

生きてゆかねばならなくなりました。

 お父様の死後、お父様の実家にしばらく住まわれましたが

やがてしばらくして、玉名市田崎というところで、

母と五人の子供は暮らされました。

今回は、今も残っているお父様の実家を拝見し、

そして幼い時代を過ごされた田崎の地を歩いてきました。」

写真は今も残る真民先生の父の実家

2018年8月31日

横田南嶺管長 新刊本「自分を創る禅の教え」


 円覚寺派管長・横田南嶺老師の新刊本「自分を創る禅の教え」が

8月20日に発刊されました。南嶺老師が人間学の月刊誌「致知」に毎月連載している記事の

2016年9月号から2018年8月号(未収録も含む)までが集められています。

 ある会社の重役の方から、ぜひ、本にしてもらいたいとの、たっての希望で

この本が出来ました。


 皆様、ぜひ、一読してくださいますように。

2018年8月31日

長月・9月の詩


横田南嶺老師揮毫、坂村真民さんの詩です。

円覚寺山内・黄梅院の山門下にある掲示板にて、実物はご覧になれます。

意義と息

Meaning as Seen in Breathing

すべて

長く続けることに

意義がある

In a general sense,

there is meaning in

doing things for a long time.

息でもそうだ

長い息が

長生きにつながるのだ

This is true for breathing too.

Long breaths will lead to a long life.

坂村真民全詩集第四巻より

―The Complete Poetic Works of Shinmin Sakamura (Vol. 4)

― English translation: Sakai Takahiko

― English consultation: Paul Dargan


円覚寺公式カレンダー

2018年8月31日

10月9日 夜の初心者向け坐禅会@居士林 参加者募集中


居士林(円覚寺の在家修行道場)山門
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居士林堂内

 最近、世間では、仏教瞑想に対する注目の高まりか、居士林で毎週土曜日に開催

されている土曜坐禅会・初心者の部(13:20~14:20)には、大勢の

方々が参加をしている現状があります。

 そこで、居士林では、夜間の初心者向けの坐禅会を設けました。

 この坐禅体験会は、2時間というゆったりとしたプログラムで、身体をほぐす体操、

呼吸への意識の向け方、足を組んで坐禅をし、最後に参加者の方に自己紹介と質問と

いった内容の懇談会となっています。

(また、椅子での参加も可能です。)

日時: 10月9日(火) 19:00~21:00

    月に一度以上の割合で開催する予定です。

    今後のスケジュールについては、当「居士林だより」にてお知らせします。

場所: 居士林 

定員: 20名

申込み:engakuji.kojirin@gmail.com  宛てに 件名「◯月◯日の夜の初心者向け坐禅会希望」にて

    ①氏名 ②住所 ③電話番号 ④年齢 ⑤職業 ⑥坐禅歴 ⑦参加動機 を記入して

    お送りください。

参加費: 大人 1000円 学生・子供 500円

  * 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2018年8月31日

9月1、2日どなたでも参加できる円覚寺の坐禅会


ムラサキシキブ@黄梅院

さて、今週末(9月1年、2日)の円覚寺でどなたでもご自由に参加ができる行事の紹介です。

9月1日(土)は、

●13:10~14:20 土曜坐禅会 初心者の部 @居士林

 初心者を対象とした坐禅会です。初めに、呼吸や体に意識を向けるなど

準備体操にあたる瞑想をして、心を落ち着けます。それから、体の動きを止めて

静かに15分間くらいの坐禅をします。最後に5分で質疑応答という流れとなっています。

●14:40~15:40 土曜坐禅会 経験者の部 場所:居士林

20分の坐禅を2回と最後に15分、般若心経、延命十句観音経などのお経を読みます。

(経験者の部では、足の組み方などの説明は、ございません。初めて坐禅をされる方は

なるべく、初心者の部に参加して初歩的なことを体験してくださいますように。)

<土曜坐禅会が行われる居士林堂内>

 9月2日(日)

●8:05~9:50 日曜坐禅会 @大方丈 

8:05~8:20 坐禅

8:30~9:30 横田南嶺老師による「盤珪禅師語録」という禅の語録の提唱

9:30~9:50 坐禅

という内容です。初心者の方には、8:10~20の間で、足の組み方などを説明しますので、

 必ず、時間までにお越しください。

2018年8月26日

管長 8月 第4日曜説教会 映像

 今日、円覚寺・大方丈で行われた横田南嶺管長による日曜説教会の映像です。

通常、第4日曜日の説教会は、円覚寺派の布教師和尚により行われますが、

数年前から、8月の第4日曜日だけは、管長が登壇されるようになりました。

 大変、暑い中での説教会でしたが、大勢が集まり、管長は、春夏秋冬について、

人生の春夏秋冬や1日の中でも春夏秋冬があるなどをお話をされました。

 皆さま、ぜひ、ご覧になってください。

2018年8月12日

管長 8月日曜説教会 映像

 今日、円覚寺・大方丈で行われた円覚寺派管長・横田南嶺老師による横田南嶺老師の

法話です。「私たちは、病気や事故など、いつ何が起こるかわからない中で生きています。

そう思えばこそ、今日一日を有り難いと思い、精一杯生きようと思うようになるものです」

という内容を登山家の方の話や日航機墜落事故の話などを例にされています。

特に登山家の方の話では、何かおかしいと気が付く感覚と怖さを知ることの

重要性についてお話されています。

 また、最近、横田南嶺老師がある人から、「管長さんは、回遊魚みたいですね。」と

言われたエピソードと法話の最後の「落ち」は、絶妙です。

 皆様、ぜひ、ご覧になってください。

2018年8月1日

葉月・8月の詩


横田南嶺老師揮毫、坂村真民さんの詩です。

円覚寺山内・黄梅院の山門下にある掲示板にて、実物はご覧になれます。

Immeasurable Depths

There is no limit to the depth of my search for truth.

That is why there is no goal to fulfill my devotion.

Seeking truth is endless.

Devotion upon devotion has no end.

―The Complete Poetic Works of Shinmin Sakamura (Vol. 6)

― English translation: Sakai Takahiko

― English consultation: Paul Dargan


円覚寺公式カレンダー

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