2018年1月31日

如月・2月の詩


 横田南嶺老師揮毫。坂村真民さんの詩です。

円覚寺山内・黄梅院の山門下にある掲示板にて、実物はご覧になれます。

Rocks and trees

continue the state of utterly deep stillness

for ages without end,

their history preserved in secrecy.

It is this perfected silence

that attracts me to them.

  ― English translation: Sakai Takahiko

  ― English consultation: Paul Dargan


円覚寺公式カレンダー。

2018年1月26日

僧堂 講了


 今日、円覚寺専門修行道場(僧堂)では、講了でした。

講了とは、雪安居(10~1月の修行期間)の提唱(禅の語録の講義)の最終回を言います。

安居中は、毎月、大攝心(1週間に及ぶ集中坐禅修行期間)があり、

大攝心中は、毎日、横田南嶺老師による提唱があります。

今日は、その最終回でした。

 杖を持ち、偈頌(宗旨をうたった漢詩)を唱える老師。

 偈頌を唱える老師の吐く息が白く見えるほどの寒さでした。

横田南嶺老師が作詩・揮毫された雪安居の偈頌。

 偈頌にもある通り、特に、この大攝心中は、マイナス気温の中での坐禅となり、

厳しい寒さの中での修行となりました。

 提唱台上の老師と雲水。

 マイナス気温の中、もちろん、暖房器具など一切ない中で、1週間、

ひたすら、坐禅に精進してきた雲水。

 自ずと風貌が引き締まっています。

 魚鱗(木魚)をたたく雲水。

 

2018年1月25日

1月27, 28日 どなたでも参加できる円覚寺の坐禅会

 
 さて、今週末(1月27、28日)の円覚寺でどなたでもご自由に参加ができる行事の紹介です。

1月27日(土)は、

●13:10~14:20 土曜坐禅会 初心者の部 場所:居士林

 初心者を対象とした坐禅会です。初めに、呼吸や体に意識を向けるなど

準備体操にあたる瞑想をして、心を落ち着けます。それから、体の動きを止めて

静かに15分間くらいの坐禅をします。最後に5分で質疑応答という流れとなっています。

●14:40~15:40 土曜坐禅会 経験者の部 場所:居士林

20分の坐禅を2回と最後に15分、般若心経、延命十句観音経などのお経を読みます。

(経験者の部では、足の組み方などの説明は、ございません。初めて坐禅をされる方は

なるべく、初心者の部に参加して初歩的なことを体験してくださいますように。)

<土曜坐禅会が行われる居士林堂内>

1月28日(日)は、 

●9:00~11:00 日曜説教坐禅会(円覚寺派布教師和尚による法話と坐禅) 場所 円覚寺・大方丈

 老若男女が集うお説教と坐禅会です。初めての方も多く参加されています。

blog-DSC01316
ー日曜説教坐禅会が行われる大方丈ー

 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2018年1月25日

春季宿泊坐禅会(学生坐禅会)の参加者募集

 3月30日(金)~4月1日(日)に円覚寺の在家修行道場・居士林にて開催される

冬季宿泊坐禅会(学生坐禅会)の参加応募を今日から開始致します。

 普段は、職場、学校、家庭などいろいろと忙しく、ストレスなど「苦」を

感じることも多いと思います。

2泊3日の期間、そんな日常から少し離れて、静かなお寺で生活することによって、

ゆっくりと自分を見つめ直す機会と自然豊かな環境の中で、本来の持っている生命力を

実感できる機会を提供できれば幸いです。

参加希望の方は以下をダウンロードして申込みください。

平成30年春季宿泊坐禅会参加申込書

 一般の方から学生まで、どなたでも参加することができます。

坐禅が初心者の方にも、安心してご参加できるプログラムとなっています。

 前回に引き続き、今回の宿泊坐禅会(学生坐禅会)も、集合時間を午後5時から2時に早め、

最終日の解散時間も正午から午後4時に伸ばしましたので、前回までと同じ

2泊3日とはいえ、滞在時間が長くなり、ゆったりと過ごすことができるように

なりました。

blog-%e5%ad%a6%e7%94%9f%e5%9d%90%e7%a6%85%e4%bc%9a-9
居士林での坐禅
blog-%e5%ad%a6%e7%94%9f%e5%9d%90%e7%a6%85%e4%bc%9a-31
仏殿周りでの歩行禅(経行)
blog-%e5%ad%a6%e7%94%9f%e5%9d%90%e7%a6%85%e4%bc%9a-69
円覚寺派管長・横田南嶺老師による提唱(他に横田南嶺老師との質疑応答の時間もあります。)

blog-%e5%ad%a6%e7%94%9f%e5%9d%90%e7%a6%85%e4%bc%9a-54
掃除

blog-%e5%ad%a6%e7%94%9f%e5%9d%90%e7%a6%85%e4%bc%9a-49
食事


 六国見山から富士山をのぞむ。

 今回は、円覚寺から歩いて30分ほどにある六国見山へ経行(歩行禅)して、

そこで、昼食として、自分たちで作ったおむすびをいただこうと思います。

 この時間は、無言行は、解除となり、6~7人のグループとなり、

引率する雲水さんや和尚さん、また、他の参加者と

会話を交わし、親睦を深めながら、頂上に向かいます。


 六国見山から鎌倉市内方面への眺め。

 その昔、六つの国が見える所から六国(りっこく)見山と名付けられました。


 六国見山からの横浜方面への眺め。

 開花が早ければ、山桜を鑑賞することができるはずです。


 そこで、持ち物として、上の写真にあるように、

1、水筒、

2、小さなカバン(おむすびと水筒が入る大きさ)、

3、歩きやすい靴(こちらは、作務{庭掃除などの作業}でも使用)

4、タオル

を持参ください。

 また、今回も前回に引き続き、傾聴の時間があります。3~4人のグループのそれぞれに

和尚や雲水がつき、参加者の方々と対話をします。

<注意>

 宿泊坐禅会の期間中は、基本的に無言行(沈黙を守ること)となります。

 携帯電話の使用やお菓子やペットボトルなどの食べ物の持ち込みは

お控えください。施設の都合上、個室はございません。男女分かれて、

雑魚寝となります。とても寒い時期ですが、居士林には暖房器具がありません。

参加者は、着重ねるなどして、各自、体調を管理してくださいますように。

 また、多数の方々の応募が予想され、定員に限りがある為、

参加応募人数を超えた場合は、抽選となる可能性もあります。

ご了承ください。

 何か疑問点がありましたら、当メールにて、相談致します。

 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2018年1月23日

「臨済の四喝」の実践 一日一語158



 鎌倉では、昨日からの雪で今年初めての雪化粧となりました。

 円覚寺では、大攝心(1週間の集中坐禅修行期間)中にも関わらず、

 横田南嶺老師をはじめ、雲水(修行僧)、和尚らが、早朝から、

雪かきをして北鎌倉駅からの参道の安全確保をしました。

さすがに管長自らが率先励行して雪かきをしているとは思いもよらないようで、

北鎌倉駅前のロータリーで雪かきをしている横田南嶺老師に

気が付いた通行人はほとんどいないようでした。

 さて、今日の大攝心で横田南嶺老師が提唱されたことをまとめてみました。

 「臨済の四喝」というものがあります。「有る時の一喝は、金剛王宝剣の如く、

有る時の一喝は、踞地(こじ)金毛の獅子の如く、有る時の一喝は、

探竿影草(たんかんようぞう)の如く、有る時の一喝は、一喝の用(ゆう)を作(な)さず。」

 私は、この頃、この四喝を「どう日常に説いていくか」、また、「どう日常の暮らしの上で

実践をしていくか」について関心を持っています。臨済録の話を日常の離れた

ところに置いておいたのでは、何を以って臨済宗と言えるかと思うのであります。

 臨済の四喝について、なるほどなとこの頃は思うようになりました。

よくできている。第一は、金剛王宝剣です。これは、外の世界、誘惑などを断ち切る。

外の情報や内心の迷いを断ち切る。これが、まず、第一です。

 これは、仏教の修行の上で言えば、戒・定・慧の戒にあたる。外の誘惑を断ち切り

心から湧いてくる憎しみや怒りや貪りを断ち切る。そうして、断ち切っておいて、

次は、踞地(こじ)金毛の獅子です。

 獅子がぐっと構えているようにじっとしている。これは、禅定の姿です。

禅定の姿というのは、あの獅子が大地にうずくまっている姿です。それは、

動物園のライオンのようにぼやっとしているしているのと違う。

 野生の大地に生きているライオンは、いつでも飛び掛かれるような勢いを

持って、ぐっと力を蓄えている。これは、我々の禅定の様子です。

 しかし、禅定にもとどまらない。禅定の力を得たならば、次は、

探竿影草(たんかんようぞう)です。探竿影草(たんかんようぞう)というのは、

外の世界に働いていくことです。

 今、どういう状況にあるのかを判断する。今、自分がどういう状況にあるか、

外に向かって能動的に心を働かせていく。

 今日ならば、「ああ、外で雪が降っている。雪道で困っている人がいる。

新聞配達の人が困る。」など、外に向かって判断する智慧を働かせていくのが

探竿影草(たんかんようぞう)です。

 ここまでの三つの喝で、戒・定・慧がきちんとそろっている。

 そうして、最後は、「一喝の用(ゆう)を作(な)さず。」です。

坐っている姿勢であるとか、こういう語録の言葉であるとか、様々な

決まり事などにとらわれずに、自在に働いていく。

 これは、慈悲行として働いていくわけです。我々は、よく、

先代の足立大進老師から、叱られたものです。「雪というものは、外からかけ」と。

「北鎌倉駅の所へ行って、駅から道を作れ(確保せよ)」「ここ円覚寺へ来る人は外から

入ってくるのだ、外から道を作れ」と円覚寺の境内から先に雪かきをしていると

こうよく叱られたものです。

 「その時にどうやったらよいのか?」「まず、どういう道を作ったら良いのか?」

外に向かって心を働かせていく。その時何をなすべきかを具体的にしていく。

皆様方の為、外から来る人の為に具体的に働いていく。形にとらわれない。

 ですから、臨済の四喝には、きちんと戒・定・慧と慈悲行の実践がよく

説かれている。そういう風に私たちの修行の有り様がなっていくことは

できないだろうか。

 外の世界を断ち切る。誘惑、内心の眠気、憎しみ瞋りなどを断ち切る力を

常に磨く。そして、ぐっと力を蓄えて丹田に力を込めて坐る。

 これは、いつでも動ける姿勢でなければならない。いつでも立ち上がれる

姿勢でなければならない。その為の禅定である。そして、今、何をなすべきか

冷静に判断する智慧が探竿影草(たんかんようぞう)。旧来の型にとらわれず、

具体的に慈悲行を実践していく。これが「一喝の用(ゆう)を作(な)さず。」

 こういう風に我々は、臨済の宗旨を実践していくんだと思うことがどうして

できないものかと思っています。

{平成30年1月23日 武渓集提唱より}

2018年1月22日

管長 新刊本 続々

 円覚寺派管長 横田南嶺老師と鍵山秀三郎先生の対談本が

PHP研究所から、2月1日に発刊されます。

 横田南嶺老師が現存する人で最も尊敬している鍵山先生との対談本です。

 皆様、ぜひ、ご一読ください。

 また、この他に致知出版社からも横田南嶺老師の新刊本が出ます。

致知出版社の人間力メルマガで紹介されています。以下

【まもなく出る本

…………………………………
『禅が教える人生の大道』 ~いまをどう生きる~横田南嶺・著

「自分がその時に持っているものすべてを話し尽くす覚悟で臨んだ――」

著者自らがそう振り返る企業後継者対象の研修講座3篇を含む、

珠玉の人間学講話集『禅が教える人生の大道』。

45歳にして名刹・円覚寺の管長を継いだ著者が、精魂を傾けて行った講話が

余すところなく収められています。

演題は

「願いに生きた禅僧たちの智慧」「死を見つめて生きる」

「禅の教えに学ぶ智慧」「大木に学ぶ」「照らされて光る」の5つ。

歴代の名僧や難解な禅の教えが、非常に分かりやすく心の中に

入ってくるのも特長で、森信三師や坂村真民氏、相田みつを氏などの

言葉を引きながら、人間いかに生くべきかの問いを鋭く読者に投げかけます。

中でも印象深いのは著者の修行時代。

坐禅をしに行ったはずの修行道場で、来る日も来る日も食事作りや事務作業に

一人追われ、自暴自棄に陥っていた若き日、その人生観を変えるきっかけと

なった出来事とは?

書名にもある「大道」とは、人の行うべき正しい道、根本道徳のこと。

禅の一道をひたすらに歩んできた著者ならではの人生の深い智慧が、

この一冊に凝縮されています。

『禅が教える人生の大道』~いまをどう生きる~横田南嶺・著

定価=本体1,600円+税

【アマゾンで先行予約受付開始!】

(ちなみに、数日前のアマゾンランキングで、「仏教」のカテゴリで第1位、

総合順位でも47位でした。)

皆様、こちらの本もぜひ、ご一読くださいますように。

2018年1月22日

3月14日 夜の初心者向け坐禅会 参加者募集中


居士林(円覚寺の在家修行道場)山門
blog-%e5%b1%85%e5%a3%ab%e6%9e%97%e5%a0%82%e5%86%852
居士林堂内

 最近、世間では、仏教瞑想に対する注目の高まりか、居士林で毎週土曜日に開催

されている土曜坐禅会・初心者の部(13:20~14:20)には、大勢の

方々が参加をしている現状があります。

 そこで、居士林では、夜間の初心者向けの坐禅会を設けました。

 この坐禅体験会は、2時間というゆったりとしたプログラムで、身体をほぐす体操、

呼吸への意識の向け方、足を組んで坐禅をし、最後に参加者の方に自己紹介と質問と

いった内容の懇談会となっています。

(また、椅子での参加も可能です。)

日時: 3月14日(水) 19:00~21:00

    月に一度以上の割合で開催する予定です。

    今後のスケジュールについては、当「居士林だより」にてお知らせします。

場所: 居士林 

定員: 15名

申込み:engakuji.kojirin@gmail.com  宛てに 件名「◯月◯日の夜の初心者向け坐禅会希望」にて

    ①氏名 ②住所 ③電話番号 ④年齢 ⑤職業 ⑥坐禅歴 ⑦参加動機 を記入して

    お送りください。

参加費: 大人 1000円 学生・子供 500円

  * 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2018年1月16日

1月20, 21日 どなたでも参加できる円覚寺の坐禅会


 居士林玄関。

伊深観音。

 さて、今週末(1月20、21日)の円覚寺でどなたでもご自由に参加ができる行事の紹介です。

1月20日(土)は、

●13:10~14:20 土曜坐禅会 初心者の部 場所:居士林

 初心者を対象とした坐禅会です。初めに、呼吸や体に意識を向けるなど

準備体操にあたる瞑想をして、心を落ち着けます。それから、体の動きを止めて

静かに15分間くらいの坐禅をします。最後に5分で質疑応答という流れとなっています。

●14:40~15:40 土曜坐禅会 経験者の部 場所:居士林

20分の坐禅を2回と最後に15分、般若心経、延命十句観音経などのお経を読みます。

(経験者の部では、足の組み方などの説明は、ございません。初めて坐禅をされる方は

なるべく、初心者の部に参加して初歩的なことを体験してくださいますように。)

<土曜坐禅会が行われる居士林堂内>


大方丈横の参道

 1月21日(日)は、

●8:05~9:30 日曜坐禅会 場所 大方丈

8:05~8:20 坐禅

8:30~9:00 坐禅 (今回は、横田南嶺老師が大攝心の為、こちらの提唱はございません。)

9:10~9:20 読経

という内容です。

 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2018年1月14日

管長 1月の日曜説教会映像

 今日、円覚寺・大方丈にて行われた横田南嶺管長による日曜説教会の映像です。

蚤(ノミ)の実験の話から、私たちの可能性の素晴らしさをわかりやすく

説かれてます。

横田南嶺管長は、四弘誓願文というお経を以下のように私訳されました。

「いのちあるものみなの苦しみや悲しみが無くなりますように。

まず私のわがままな思い込みやとらわれから離れ、

広く教えを謙虚に学び、

いのちあるものみな明るく幸せに生きる世が実現しますように。」

 このようなことも、最初から実現不可能だとあきらめてしまえば、

それまでだが、願い続ければ、必ず実現可能となると力強くお話されました。

皆さま、ぜひ、ご覧になってください。

2018年1月11日

第24回 円覚木鶏会


 今日、午前9時から、信徒会館2階にて、第24回円覚木鶏会が

横田南嶺老師をはじめ、円覚寺僧堂の雲水さん、若手和尚さんが出席し、

開催されました。

円覚木鶏会というのは、今、円覚寺僧堂で月1回の割合で行っている

人間学を学ぶ月刊誌「致知」の記事を題材とした読書会です。

 今回は、24回目と言うことで、この読書会を続けて丸2年となりました。

 横田南嶺老師によるリード文(今月号のテーマ「活機応変」に関する文)の素読。

 老師による素読を聞き入る雲水さん。

 グループに分かれて、感想文の発表。

 今回の課題文は、愛知専門尼僧堂堂頭 青山俊薫老師と日蓮宗一華庵・サンガ天城庵主 戸澤宗充師

による対談「仏法の灯を点し続けて」でした。

 


 各グループから一人、推薦された人による発表。


 グループリーダーによる発表。各グループでどういうことが話されたかなどを

各班のリーダーが発表していきます。


 老師による総括。今回の記事にちなんで、

老師曰く「最近、寺離れと言われていますが、果たして、それは、

寺から世間の人々が離れて行くことをいっているのでしょうか?

 私は、むしろ、そうというより、寺の方が世間の人々から離れて

行っているように思われます。

 それは、寺が世間の人々の悩み・苦しみに目を向けなくなり、

世間一般の人よりも良い暮らしをするようになっているという現状が

あるように思われます。

 その中で、もう一度、寺としてどうあるべきかを見直さなくては

いけない時期なのではないでしょうか?」

ページのトップへ戻る