2012年12月8日

刻苦光明

12月8日(土) 臘八大攝心 初日
 管長様が僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
 臘八初日にあたって、やはり思い出すのは、
森信三先生の人間の真価をはかる2つの目安についてであります。
それは、
 第一は、その人の全知全能・自分のあらゆる気力能力を一瞬かつ
一点にどれほど集中することができるのか。
 第二は、睡眠を切り詰めても精神の力によってどこまでそれを
乗り切ることができるか。
 というものです。これは、私達の臘八の修行もまさしくその通り
なのであります。今のこの一瞬、この一呼吸にどれだけ集中できるか
です。
 その為に腰骨を立てて、始終お腹に力を入れる。そうすれば、
尽きることのない気力・力を得ることができます。
 森先生は、子どもの教育に何が一番大切なことかと問われて
それは常に腰骨を立てている人間になることであると仰せに
なっています。
 自分で腰を立てて、始終、お腹に力を入れて、息をなるべく長く
はくようにであります。
 また、臘八では「古人刻苦光明必ずや盛大なり」という言葉が
掲げられますが、あの白隠禅師ほどの人ですら、1日3回この言葉
を唱えて修行をなさいました。

 刻苦光明です。自分でつらい、苦しい思いをした分だけ、光明・
光となっていきます。

 そのことを胸に刻んで、最後まで気力を振り絞ってやって
いただきますように。

2012年12月7日

臘八大攝心

12月7日(金)
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 明朝より15日まで円覚寺専門修行道場(僧堂)では、
臘八(ろうはつ)大攝心になります。臘月(陰暦12月の異称)
の8日は、お釈迦様が菩提樹の下でお悟りを開いた日です。
 そのお釈迦様がお悟りを開かれた故事に学び、その恩徳に
報いるために、1週間昼夜をわかたず、また、横に臥して
眠ることなく、ひたすら、坐禅に打ち込みます。
 別名「雲水殺し」の攝心といわれるくらい、1年で1番厳しい
1週間となります。朝は午前2時から、夜は午後11時まで坐り、
それ以降も横になることはなく、休むとしても、「坐睡」と
言って坐禅の姿勢のままで休みます。
 まさに、これまで、毎月攝心を繰り返してきたのは、
臘八を乗り切るためにと言っても過言ではないほど、
重要な集中修行期間となります。
(後記)
 一部の端末機器でブログ上に広告が表示されてしまい
たいへん見づらくなっています。今、広告を解除する手続きを
行っています。どうか、ご海容くださいますようお願い致します。
 
 

2012年12月6日

大宇宙 いのち

12月6日(木) その2
 管長様が昨日の淡青坐禅会で提唱されたことをまとめてみました。
 「無常」というものは、何か絶対的なものがそうしようとしている
のではなく、自然とそうなるとしか言いようのない、宇宙の法則で
あります。
 無常であるから、大宇宙、太陽系、地球が出来て、刻々と変化し、
その大きな変化の中に私達はいのちをいただいて活動をしている。
 移り変わることのない真理とは、この無常のままに変わり続けていく
永遠のいのちであります。この変わりづめに変わっていく、その大きな
宇宙、大きなエネルギーとも申し上げましょうか、これを強いて言うならば
仏、神、真理とでも名を付けている。
 私達は、この大宇宙、大自然、大きなエネルギーの中で一分のいのちを
いただいて活動をしているのです。
 大宇宙、大きなエネルギーの中から生まれ、大宇宙、大きなエネルギー中で
一時(いっとき)を生き、そして、また大宇宙、大きなエネルギーの中へ
分散して帰っていくのです。ですから、大宇宙とわれわれのいのちは、
本来一つなのです。
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2012年12月6日

舎利殿と黄葉

12月6日(木)
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朝日に照らされた黄葉と舎利殿の屋根がとてもきれいでした。
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<大方丈・中庭>
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秋の柔らかな光に黄葉がより一層、映えますね。
(後記)
 今日は、午前中、平成31年の大用国師200年・平成30年の釈宗演老師
100年遠諱にあたっての展示・広報委員会に出席して参りました。
 
 今日の議題は、この遠諱事業を広く知っていただく為の一環として
ポスターを制作するのですが、それの図案をどうするかを委員全員で
意見を出し合い話し合いました。
 結局、特に写真などを載せるのではなく、
管長様に揮毫をしていただいくだけのシンプルなものにしようと
いうことで決定をしました。4月には、そのポスターが張り出される
予定です。
 

2012年12月5日

無常について

12月5日(水) その2
 管長様が淡青坐禅会で提唱されたことをまとめてみました。
 「無常」と言いますと、ものが移り変わる、形あるものが
滅びていくと私達は思いますが、お釈迦様の悟りから申し上げれば、
心というものも、一念一念、一瞬一瞬、生じては滅していく「無常」
であります。
 只、その生滅の度合いが誠に速やかで早いので、私達はずっと同じ
場所で同じ状態であるように見えています。心というものは、いのちと
言っても同じですが、昔の蛍光灯のようなものであります。
 蛍光灯というのは、実際は点いては消えるを繰り返している
のですが、ただその点滅が細やかで速やかであるために、
私達にはずっと点いているように見える。
 いのちも生じては滅し生じては滅しの繰り返しで一瞬たりとも
同じ状態ではないのですが、その一瞬一瞬の心の変化に気づくほど
私達は敏感ではないので同じであると錯覚してしまう。
 いのちも生滅を絶えず繰り返し、一瞬たりとも同じ状態ではないと
いう真理に気がつけば、「これが自分である」「これが自分の身体である」
「これが自分のものである」と執着する対象のものはありえないのです。
 ですから、無常ということがわかれば、無我であり、空であると同義
であると言ってもよいのです。
 この無常の真理をあるがままに受け止めて一瞬一瞬、一日一日、
このいただいたいのちを生きていく他にはないのであります。
(後記)
  今日の淡青坐禅会は、管長様の提唱があるということもあって
 24名もの方が参加をされました。皆様、お疲れ様でした。
 有り難うございました。
 

2012年12月4日

「致知」取材

12月4日(火)
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 今日は、午前中、管長様への致知出版社のインタビュー取材に同席
させていただきました。
 管長様と寺田一清先生(立腰教育を提唱された森信三のお弟子さん)の
対談形式で行われ、その内容が月刊誌「致知」に掲載されるとのことです。
 森信三先生の話題はもちろん、管長様と松原泰道先生との逸話、
坂村真民先生のことなど感銘深い話が多々語られました。
 
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会場は本山・大方丈でした。方丈の縁側から庭を望む風景です。
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2012年12月3日

12月3日(月)
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<龍隠庵参道>
(後記) 今日は、午前中、海上自衛隊坐禅会でした。28名の
    自衛官が参加されました。
     
    午後からは本山で教学委員会に出席して参りました。
    円覚寺派和尚さんの為の住職研修会の日程(6月7日に決定)・
    内容(法話の実践)や来年の夏期講座の講師の推薦などの
    ついて話し合われました。
     
     また、管長様から直々にいくつかの提案がありました。
    一つは、拝観券のデザインを四季おりおりで変えること。
    
    2つ目は、総門で配布しているパンフレットをそろそろ
         新しくすること。
    3つ目は、円覚寺のホームページをもっと活用できるように。
    などです。
     出来る限り、皆様により親しんでいただける円覚寺と
    なるように精進して参りたい所存です。
    

2012年12月2日

12月2日(日)
 管長様が土日坐禅会で提唱されたことをまとめてみました。
 その目に前に現れているもの、その目の前の毎日の暮らしこそ
真理であります。これに気づかずに、禅とは何だ?無心とは?・・・
と千里萬里思うたところで遠くして遠しです。こんなことを
考えに考えておれば、いざという時、全く役に立ちません。
 世の中というものは、自分の考え通りものが出てくるわけでは
ありません。それを自分の考えだけをたよりに生きていこうしても
考え通りのことはなかなか出てきません。
 ですから、賢明な生き方というのは、自分の考えを離れて、
からっぽになって、その場その時に応じて生きていくこと
であります。
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<居士林>
 
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(後記)
   今日は午後から蔦禅会(坐禅会)でした。深々と冷える居士林の
  堂内で、11名の方が坐禅を体験されました。皆様、お疲れ様でした。

2012年12月1日

今日の紅葉

12月1日(土) その2
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 居士林山門前から14時半頃に撮影。
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 この時間の頃が一番、色彩、豊かに見えるように思います。
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 土曜坐禅会は初心者の部70名、2部43名の方が参加されました。
皆様、有り難うございました。
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 なお、土曜坐禅会2部では、再来週の12月15日に、
管長様に無門関提唱をしていただく予定となっております。

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