日曜説教
【日曜説教ライブ配信(8/8)】今日只今の心 – 正受老人『一日暮らし』に学ぶ –
本年は正受老人がお亡くなりになってちょうと三百年になります。
白隠禅師は、この正受老人のもとで修行されたのでした。
私は、日本の禅僧の中でも最も純粋に禅の道に生きられた禅僧だと尊敬しています。
江戸の大寺院に入寺することを拒んで、三十五歳から飯山の正受庵で母と暮らしながら、枯淡の生活を守って専一に正念工夫の修行に励んだのでした。
六十七歳の時に白隠禅師が参禅しています。
白隠禅師を大成させたのは、正受老人でありました。
白隠禅師をはじめ修行僧達には手厳しかった正受老人ですが、やさしい法語も残されています。
正受老人が残された『一日暮らし』という文を紹介して、正念工夫の要点をお話します。
横田南嶺