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臨済宗大本山 円覚寺

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2021.04.28
一口法話

【一口法話:第三十三回】延命十句観音経の心

一口法話も、三十三回を数えるようになりました。

三十三というと、観音さまが三十三の身に分けて私たちをお救いくださるという教えがあります。

それに因むというわけでもありませんが、観音さまのお話です。

いつも坐禅会の時などに読んでいる延命十句観音経についてお話します。

禅宗でなぜ観音経を読むのか、延命十句観音経にはどういうことが説かれているのか、基本的なところからお話しています。

終わりには、私の作成した、延命十句観音経意訳と、延命十句観音和讃も紹介しています。

 延命十句観音経
観世音 
南無仏
与仏有因
与仏有縁
仏法僧縁
常楽我浄
朝念観世音
暮念観世音
念念従心起
念念不離心

 延命十句観音経 意訳
観音さま
どうか人の世の苦しみをお救い下さい
人の苦しみをすくおうとなさる
そのこころこそ仏さまのみこころであり
私たちのよりどころです
この仏さまのこころが
私たちの持って生まれた本心であり
さまざまなご縁にめぐまれて
このこころに気がつくことができます
仏さまと 仏さまの教えと
教えを共に学ぶ仲間とによって
わたしたちはいつの世にあっても
変わることのない思いやりのこころを知り
苦しみ多い中にあって 
人の為に尽くす楽しみを知り
この慈悲のこころを持って生きることが
本当の自分であり
汚れ多き世の中で 
清らかな道であると知りました
朝に観音さまを念じ 
夕べに観音さまを念じ
一念一念 何をするにつけても
この思いやりのこころから行い
一念一念 何をするにつけても
観音さまのこころから離れません

 延命十句観音和讃
大慈大悲の 観世音
生きとし生ける ものみなの
苦しみ悩み ことごとく
すくいたまえと いのるなり
苦しみのぞき もろともに
しあわせいのる こころこそ
われらまことの こころにて
いのちあるもの みなすべて
うまれながらに そなえたり
ほとけの慈悲の 中にいて
むさぼりいかり おろかにも
ほとけのこころ 見失い
さまようことぞ あわれなる
われら今ここ みほとけの
みおしえにあう さいわいぞ
おしえを学ぶ 仲間こそ
この世を生きる たからなり
われを忘れて ひとのため
まごころこめて つくすこそ
つねに変わらぬ たのしみぞ
まことのおのれに 目覚めては
清きいのちを 生きるなり
朝に夕べに 観音の
みこころいつも 念ずなり
一念一念 なにしても
まごころよりは おこすなり
一念一念 観音の
慈悲のこころを 離れざり


 
横田南嶺

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〒247-0062 鎌倉市山ノ内409  
TEL:0467-22-0478

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