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臨済宗大本山 円覚寺

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2019.12.24
書籍紹介

『坂村真民箴言詩集 天を仰いで』(3)

昨日二十三日付の禅文化研究所のブログである、ブログ禅で、『坂村真民箴言詩集 天を仰いで』が紹介されていました。

https://www.zenbunka.or.jp/zenken/

私が禅文化研究所の理事を務めていて、研究所の方に紹介したわけではありません。どこから手に入れられたのか、『天を仰いで』をお読み下さり、紹介して下さったことにうれしくなりました。

以前にも、小欄でも紹介させていただきましたが、この本の刊行には私も最初から関わってきましたので、上梓できたことを喜んでいました。

そして、すこしでも多くの人に手に取ってもらおうと、勧めてきました。

今回、禅文化研究所でもとりあげてくださったので、うれしい限りなのです。

禅というと、どうしても漢文の禅語録を学ぶことが中心となっています。

禅文化研究所も、禅語録の専門的なものを扱うことが多いのです。それは大事なことであります。

しかしながら、漢文にばかりとらわれていては、禅の生きた本質を見失いかねません。

真民先生の詩が、なぜ多くの人の心に響くのか、平易な言葉で書かれていますが、そこには、深く自らを戒めて研鑽を重ねてこられた深さがあるからだと思います。

禅文化研究所の方も、

「わたし自身、読後に心が濾過されたような清々しい感覚に陥り、しばらく理由を考えておりましたが、それは真民先生が目指した人間像が、(聖人ではなく)「人として」の根源的な姿だからではないかと今は思っています。誰もが心の奥底ではこうありたいと願う、尊く純粋な人間像。しかし、実際にそうなることの難しさを、皆が知っています。実践する人を前に良心を刺激され、祈りに似た安心や自戒の念を抱くのは、時代も国もなく、自然な反応なのではないでしょうか。」

と書かれていますが、誰しもが共感できるものがあるのです。

はるか昔の仰ぎ見るばかりの禅僧の言行ではなく、身近なところでコツコツ努力している詩人の言葉が胸を打つのです。

詩集を手に取って読みつつ、大いに学ばされるところであります。

横田南嶺

『坂村真民箴言詩集 天を仰いで』(3)

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